羽田空港、誤進入防止装置の監視員配置 8日からC滑走路再開へ

Reuters

発行済 2024年01月05日 17:37

更新済 2024年01月05日 19:18

Nobuhiro Kubo

[東京 5日 ロイター] - 斉藤鉄夫国土交通相は5日、滑走路への誤進入を防止するレーダー画面を常時監視する人員を羽田空港の管制に配置する方針を明らかにした。2日に起きた航空機同士の衝突事故を受けた措置で、6日から実施する。閉鎖していたC滑走路は8日に再開できる見通しだという。

2日に起きた事故を巡っては、管制官が許可を出した形跡がないにもかかわらず、海上保安庁の航空機が滑走路に入り、着陸してきた日本航空(JAL)機と衝突した。進入した原因は運輸安全委員会を中心に調査中だが、まずは誤進入の防止策を強化する。

滑走路上や誘導路にあるレーダーが検知し、管制室内の画面に表示してくる情報を常時監視する人員を配置する。管制官を増員はせず、役割を見直すことで対応する。