政策スタンス変更にはインフレ鈍化のさらなる証拠必要=英中銀委員

Reuters

発行済 2024年02月09日 15:27

更新済 2024年02月09日 15:37

William Schomberg David Milliken

[ロンドン 9日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のハスケル委員は8日、ロイターの取材に応じ、英インフレ圧力が弱まりつつある兆しが見られることは好ましいが、政策に対する自身のスタンスを変えるにはインフレ鈍化のさらなる証拠を確認する必要があると述べた。

英中銀は先週、政策金利を16年ぶり高水準である5.25%に据え置いた。金融政策委員会9人のうち6人が据え置きに賛成、ハスケル委員とマン委員はインフレ圧力が根強いとして0.25%ポイントの利上げを主張した。ディングラ委員は同規模の利下げに票を投じた。

ハスケル氏は「根強い(インフレ圧力)という点ではわれわれが正しいと思っており、謝罪するつもりはない」と述べた。