米消費者のインフレ期待、1・5年先は横ばい=NY連銀1月調査

Reuters

発行済 2024年02月13日 03:31

更新済 2024年02月13日 09:09

Michael S. Derby

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が12日発表した1月の消費者調査によると、1年先と5年先のインフレ期待はそれぞれ3%、2.5%で横ばいとなった。

一方、3年先のインフレ期待は2.4%で、昨年12月の2.6%から低下し、2020年3月以来の低水準となった。

調査によると、消費者のインフレ期待は主要な分野で幅広く後退。1年先予想上昇率はガソリンが22年12月以来の低水準となったほか、食品は新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)が始まった20年3月以来の低水準、家賃は20年12月以来の低水準となった。

住宅価格の上昇率は3%。過去4カ月も3%だった。

労働市場の状況に対する見方は「まちまち」。収入の1年先予想上昇率は2.8%と12月の2.5%を上回った。

また1月は信用へのアクセスが容易になり、個人的な財務状況に対する全体的な認識が改善した。