豪消費者信頼感、2月は1年8カ月ぶり高水準 インフレ鈍化で

Reuters

発行済 2024年02月13日 10:29

[シドニー 13日 ロイター] - ウエストパック銀行とメルボルン研究所が13日発表した2月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比6.2%上昇し86.0と、1年8カ月ぶりの高水準を記録した。インフレ鈍化を受け、金利がピークに達したとの見方から消費意欲が高まった。1月は1.3%低下していた。

指数は中立を示す100を引き続き下回っており、悲観的な回答が楽観派よりも依然として多い。

ウエストパックのシニアエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は「消費者信頼感は依然として悲観的だが、ようやくトンネルの先に光が見えてきた。インフレ率鈍化と金利見通しの変化が指数を押し上げた主な要因とみられる」と語った。

今後1年間に住宅ローン金利が上昇すると予想する消費者の割合は1月の52%、12月の61%から42%に低下した。