米利下げ、今年は多くて2回と予想 景気堅調で=ミネアポリス連銀総裁

Reuters

発行済 2024年03月07日 07:11

更新済 2024年03月07日 09:18

[6日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は6日、年初からの経済指標の堅調さを考慮すると、連邦準備理事会(FRB)が年内の利下げを1─2回にとどめることが適切との見方を示した。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)ライブのインタビューで、昨年12月時点で今年は25ベーシスポイント(bp)の利下げ2回が適切になる可能性が高いと考えていたと説明。

その後の経済指標を考慮すると「12月時点より多くの利下げを予想するのは考えにくい」とし、「基本シナリオでは12月の見通しを据え置くか、それより1回少ない可能性もある」と述べた。

連邦準備理事会(FRB)は今月19─20日のFOMCで新たな金利予測を発表する。

12月時点でFOMC参加者の24年政策金利予測中央値は4.5─4.75%と、現在の5.25─5.5%から3回の利下げを想定する水準だった。