アングル:アジア株もAIブーム、外国人投資家が資金投入

Reuters

発行済 2024年03月11日 12:53

更新済 2024年03月11日 18:27

Gaurav Dogra

[8日 ロイター] - 韓国や台湾、インドなどアジアの7株式市場に2月、外国人投資家の資金が大量に流入し、買い越し総額が108億2000万ドル相当に及んだことがLSEGの調査で分かった。前月は約7億7900万ドル相当の売り越しで、地合いの反転が鮮明になった。

中国政府のデフレ阻止と市場テコ入れの政策発動に加え、人工知能(AI)ブームによるハイテク銘柄の急騰が背景にあった。2月のMSCIアジア太平洋指数は4%反発し、前月の下落を相殺。トレーダーらは焦点を、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期の後ずれを巡る懸念から、アジア企業の好調な業績に移した。

7市場のデータは韓国や台湾、インドネシア、インド、フィリピン、タイ、ベトナムの各証券取引所の資料に基づく。