Reuters
発行済 2024年03月11日 19:32
[フランクフルト 11日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は11日、ECBはインフレ率が低下していることに自信を深めているものの、6月までは利下げを見送るべきとの考えを示した。
保守派の同総裁はブログ投稿で、4月にもう少し多くのことが分かるが新たな予測がそろう6月に初めて自信がもてる水準に達するだろうと指摘。「現在の情勢は明らかに、今後数週間は平静を保ち、夏に最初の利下げを実施することに都合が良い」とした。
カジミール氏は、来年のインフレ率が目標の2%に戻るという確信が「徐々に高まっている」が、賃金圧力は減速しているものの依然として高すぎるとの見方を示した。
財政政策の緩和、天然ガス価格の反発、グリーン移行にかかる多額の費用は潜在的な上振れリスクとしながらも、制約的政策スタンスの解除について今後議論すると述べた。
また、いったん金利が下がり始めれば、円滑で着実な緩和サイクルを志向すると語った。
が書いた: Reuters
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