台湾中銀、6月以前は利下げない見通し 物価上昇で=総裁

Reuters

発行済 2024年03月14日 14:16

Faith Hung

[14日 ロイター] - 台湾中央銀行の楊金龍総裁は14日、消費者物価の上昇を踏まえて2024年のインフレ率見通しを引き上げる必要があるかもしれないため、6月以前に利下げはおそらく行わないとの見方を示した。

台湾の消費者物価指数(CPI)は2月に3.08%上昇と、1年7カ月ぶりの高い伸びを記録。春節(旧正月)の連休中に食品価格が上昇したことが要因だが、4月に電気料金を値上げする可能性があるため、今後も高止まりすると予想されている。