Reuters
発行済 2024年04月02日 09:55
Takaya Yamaguchi
[東京 2日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は2日、為替相場は金融政策だけで決まるわけではない、との認識を示した。同日午前の閣議後会見で語った。為替介入の可能性に関しては「一切申し上げない」と述べた。
足元1ドル=151円台半ばと円安基調で推移する為替を巡り、鈴木財務相は「金融政策にかかる要因だけで決まるわけではない。国際収支、物価動向、地政学的リスク、市場参加者のセンチメントや投機的な動きなど様々な要因により決定される」と述べた。
今後の動向については「具体的見解を申し上げることは市場に不測の影響を与えてはならず、申し上げない」と断った上で、「為替はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要で、過度な変動は望ましくない」とした。
鈴木財務相は、引き続き「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視するとともに、行き過ぎた動きに対してはあらゆる手段を排除せずに適切な対応を取りたい」と述べた。
が書いた: Reuters
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