イスラエル中銀、金利据え置き 不確実性の高まりで警戒必要

Reuters

発行済 2024年04月09日 00:06

[エルサレム 8日 ロイター] - イスラエル銀行(中央銀行)は8日、政策金利を4.5%に据え置くと決定した。据え置きは2カ月連続。イスラム組織ハマスとの戦闘開始から半年が経過する中、地政学的な不確実性が高まっていることから警戒が必要とした。

ロイターが実施したアナリスト調査では7人が0.25%ポイントの利下げ、5人が据え置きを予想していた。

中銀は声明で「戦争を踏まえ、物価安定と経済活動の支援に加え、市場の安定と不確実性の軽減に重点を置いている」とし、追加利下げは「インフレの目標への収束のほか、金融市場、経済活動、財政政策の継続的な安定」次第になるとした。