FRB、現行政策「適切」 物価巡る進展は停滞=シカゴ連銀総裁

Reuters

発行済 2024年04月20日 01:15

更新済 2024年04月20日 02:36

[19日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は19日、インフレ抑制に向けた進展は今年に入り停滞したとして、連邦準備理事会(FRB)の現在の制約的な政策は適切との考えを示した。

グールズビー氏は「労働市場の力強さに加え、長期的にインフレ緩和が進んでいることを踏まえるとFRBの引き締め的な政策は適切だと考えている」とし、「再調整し、様子を見る必要がある」と述べた。

このところの経済指標でインフレ率が予想を上回っていることについては「看過できない」とし、経済と労働市場の継続的な力強い伸びが景気過熱の兆候かどうか、FRBは判断していかなければならないと語った。