英インフレ率目標の維持、労働市場の緩みが鍵=ハスケル中銀委員

Reuters

発行済 2024年04月23日 20:10

David Milliken

[ロンドン 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のハスケル委員は23日、インフレ率が2%にとどまると確信するためには労働市場にもっと緩みが必要との認識を示した。大学で行われたセミナーで述べた。

インフレ率が今年後半に上昇するのではなく、2%にとどまる可能性があるかとの質問に対し「労働市場はインフレの中心的な要素だ」と指摘した。

求人と失業の比率で測った労働市場の逼迫度合いは低下しているが「かなり緩やかな」ペースであり、インフレ目標を維持するのに十分な速さかどうかは分からないと述べた。