11時時点の日経平均は反落、決算を受けて日立や東エレクが買われる
Fisco
発行済 2016年10月31日 11:15
更新済 2016年10月31日 11:33
11時時点の日経平均は反落、決算を受けて日立や東エレクが買われる
28日の米国市場では、連邦捜査局（FBI）が大統領候補ヒラリー・クリントン氏への捜査を再開すると明らかにしたことが嫌気され、NYダウは下落に転じた。
円相場は1ドル＝104円台まで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを受けて85円安からスタートした。
その後、円高は一服したものの、日経平均は下げ幅を一時3ケタに広げるなど軟調な展開が続いている。
個別では、任天堂 (T:7974)、ソフトバンクグ (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、三菱商事 (T:8058)などがさえない。
アルプス電 (T:6770)が5％安、武田薬 (T:4502)が3％安と下げ目立つ。
また、日本碍子 (T:5333)が商いを伴って12％超安と急落し、ＴＩＳ (T:3626)やエスペック (T:6859)などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。
一方、三菱ＵＦＪ (T:8306)、みずほ (T:8411)、三井住友 (T:8316)といったメガバンク株が小高く、ＪＲ九州 (T:9142)やソニー (T:6758)も堅調。
日本郵船 (T:9101)、商船三井 (T:9104)、川崎船 (T:9107)の海運大手3社は急伸。
コンテナ船事業の統合で11時から記者会見を行っている。
決算発表を受けて日立 (T:6501)や東エレク (T:8035)が買われており、ＳＵＭＣＯ (T:3436)は連日の大幅高に。
また、Ｍ＆Ａキャピ (T:6080)、メガチップス (T:6875)、ＤＩ (T:4310)などが東証1部上昇率上位となっている。
（株式アナリスト 小林大純）
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