【米大統領選を巡る安心感からテーマ株にも物色、売買はなお低調】7日(月)
■概況■2576.66、+14.06
7日(月)のJASDAQ市場では、、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに反発となった。
値上がり数は361、値下がり数は218、変わらずは82。
朝方に伝わった「米連邦捜査局(FBI)長官がヒラリー・クリントン氏の訴追を求めず」との報道が安心感につながり、JASDAQ市場でも買いが優勢となった。
地合い改善が意識され、個別材料株のほか自動運転関連などテーマ株の一角にも物色が向かった。
ただ、8日の米大統領選挙を前に売買代金は依然低調に推移している。
◆注目銘柄◆
JASDAQ売買代金トップのFVC (T:8462)や、ブロッコリー (T:2706)、Nuts (T:7612)、平田機工 (T:6258)、BBタワー (T:3776)などが上昇した。
ただ、買い一巡後は伸び悩む銘柄も目立った。
BBタワーは第1四半期の大幅増益決算が好感された。
また、日立造 (T:7004)による株式公開買付け(TOB)が発表されたH&F (T:6163)がストップ高比例配分となり、ポラテクノ (T:4239)も新製品を発表して後場買い気配が続いた。
守谷商会 (T:1798)や日本電計 (T:9908)は10%超の大幅高となった。
一方、白鳩 (T:3192)、ハーモニック (T:6324)、セリア (T:2782)、テックファム (T:3625)、極楽湯 (T:2340)などが下落。
今期の大幅減益見通しがマイナス視されたアサカ理研 (T:5724)はストップ安まで売られた。
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【米大統領選控えて中小型株にも様子見ムード】8日(火)
■概況■2573.42、-3.24
8日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに反落となった。
値上がり数は243、値下がり数は327、変わらずは81。
JASDAQ平均は高寄り後に伸び悩む展開となった。
日経平均が想定以上に伸び悩んだことで、中小型株にも米大統領選の結果を見極めたいとの流れになった。
TPP関連の材料株などが軟化。
◆注目銘柄◆
H&F (T:6163)が引き続きTOB価格さや寄せで大幅続伸。
ブロッコリー (T:2706)も前日に続いて強い動きに。
エージーピー (T:9377)は信用規制解除の思惑などで上昇。
ANAP (T:3189)、アスコット (T:3264)、ジェイテック (T:2479)なども賑わった。
半面、TPP衆院採決見送りで、太洋物産 (T:9941)、オーケー食 (T:2905)などの関連銘柄が安い。
ポラテクノ (T:4239)は大幅反落で、白鳩 (T:3192)は大幅続落。
ユビキタス (T:3858)、ベクター (T:2656)なども軟調。
JASDAQ-TOP20では、ハーモニック (T:6324)、セリア (T:2782)がしっかり。
一方、ユビキタス、ベクター、ポラテクノなどが大幅安。
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【先行き不透明感から全般的に処分売り、6/24以来の下げ幅に】9日(水)
■概況■2513.21、-60.21
9日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに続落となった。
値上がり数は40、値下がり数は614、変わらずは24。
JASDAQ平均は朝方こそ買いが先行したものの、その後は軟化、前場中頃からは急速に下げ幅を広げる展開となった。
米国大統領選で想定外にトランプ候補優位の展開となり、新興市場にも先行き不透明感からの処分売り圧力が強まった。
JASDAQ平均は6月24日以来の下げ幅となり、一時は9月23日以来の水準にまで下落した。
◆注目銘柄◆
ユニマットRC (T:9707)が業績上方修正がストップ高まで買われる。
太洋物産 (T:9941)は急反発で、ANAP (T:3189)は大幅続伸。
重松製 (T:7980)、興研 (T:7963)は防衛関連として上昇。
半面、セプテーニHD (T:4293)は増益決算発表も市場予想を下回り大幅安。
テックファム (T:3625)はカジノ法案の審議入りが遅れる見込みと報じられ売り材料視、インターライフ (T:1418)も売り優勢に。
エージーピー (T:9377)は大幅反落。
メイコー (T:6787)、ピクセルCZ (T:2743)も大幅安。
JASDAQ-TOP20では、全銘柄がマイナスサイド、メイコーのほか、ザイン (T:6769)、田中化研 (T:4080)などの下げがきつい。
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【過度な警戒感後退で前日の急落分を埋める動きに】10日(木)
■概況■2573.21、+60.00
10日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに反発となった。
値上がり数は629、値下がり数は48、変わらずは29。
JASDAQ平均は寄り付きから急伸、買い一巡後は高値圏でのもみ合いが続いた。
トランプ大統領誕生を警戒して昨日は急落となったものの、海外市場では状況が一変、株高円安が進む形となり、昨日の下げは過剰反応との見方が強まった。
ほぼ全面高となり、昨日の下落分を吸収する形となっている。
◆注目銘柄◆
スパンクリート (T:5277)がロシア関連として急伸。
ユニマットRC (T:9707)は前日に続き上方修正を好材料視。
エージーピー (T:9377)も引き続き植物工場事業や小売電気事業に関心高い状況。
テリロジー (T:3356)はサイバー攻撃の被害調査システムを販売と伝わり上昇。
メイコー (T:6787)、ヒロセ通商 (T:7185)なども大幅高。
半面、セプテーニHD (T:4293)は引き続き市場予想下回る決算を嫌気。
前日に逆行高の太洋物産 (T:9941)、ANAP (T:3189)は反落。
JASDAQ-TOP20では、メイコーのほか、ザイン (T:6769)、ユビキタス (T:3858)、クルーズ (T:2138)などが強い動き。
一方、セリア (T:2782)のみがマイナスサイド。
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【日経平均上げ幅縮小で、次第に戻り売りが優勢に】11日(金)
■概況■2569.74、-3.47
11日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに反落となった。
値上がり数は293、値下がり数は296、変わらずは95。
JASDAQ平均は高寄り後に伸び悩み、後場は前日終値を挟んでのもみ合いに終始した。
好環境の継続を受けて高寄りした日経平均が伸び悩んだことで、新興市場の中小型株にも次第に戻り売り圧力が強まっていった。
◆注目銘柄◆
独社と吸収性局所止血材の販売権許諾契約を締結した3Dマトリック (T:7777)が大幅高。
ヒロセ通商 (T:7185)は為替変動の広がりから業績期待が高まる展開に。
パピレス (T:3641)は良好な需給動向を手掛かりに上値追い。
アストマックス (T:7162)はAI使った投信販売発表を手掛かりに急伸。
メイコー (T:6787)も大幅続伸。
半面、FVC (T:8462)はZMPの時価総額は想定よりも小さくなるとの見方から失望売り。
太洋物産 (T:9941)はTPPの交渉難航を織り込む動きに。
スパンクリート (T:5277)は過熱感から急反落。
シード平和 (T:1739)は大幅減益決算が嫌気され、小田原エンジ (T:6149)、高橋ウォール (T:1994)は決算受けて出尽し感。
JASDAQ-TOP20では、メイコーのほか、マクドナルド (T:2702)、ウエストHD (T:1407)がしっかり。
一方、ベクター (T:2656)、ユビキタス (T:3858)、セリア (T:2782)などがさえない。
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