新興市場見通し：マザーズ指数はさえず個別対応中心に、注目のZMPはBB開始
Fisco
発行済 2016年11月26日 14:52
新興市場見通し：マザーズ指数はさえず個別対応中心に、注目のZMPはBB開始
個別では、マザーズ時価総額上位のミクシィ (T:5704)が週間で1.8％高、サイバーダイン (T:3967)が同0.5％高としっかりだが、そーせいグループ (T:3550)が同6.3％安となり指数を押し下げた売買代金上位ではイグニス {{|0:}}の活況が続き、一時節目の1万円に乗せたまた、がん免疫療法を開発する創薬ベンチャーの子会社化を発表したグリーンペプタイド、LINE
の法人向けサービスと連携するコラボス、東証1部への市場変更を発表したビジネス・ブレークスルーなどが大きく買われた反面、チェンジやマイネットなどが下落したジャスダック主力では、自社株買い実施を発表したセプテーニ・HDが同7.5％高となった一方、エン・ジャパンは同5.0％安と軟調だった売買代金上位ではZMP関連のフューチャーベンチャーキャピタルやアスコットなどが賑わったまた、小型のカジノ関連株として人気化しているピクセルカンパニーズや第一化成が週間のジャスダック上昇率上位、ヒロセ通商や細谷火工が下落率上位だったIPOでは、11月18日上場のフィル・カンパニーが上場2日目に公開価格の約3.1倍となる初値を付けた22日上場のWASHハウスは公開規模が比較的大きかったものの堅調な初値形成となった
今週の新興市場では、マザーズ指数のさえない展開が続く可能性がある注目のZMPを含む12月IPOのブックビルディング（BB）期間が始まることも需給面で重しとなるただ、値動きの軽い小型の材料株やテーマ株に対する個人投資家の物色意欲は根強く、個別対応が中心となろうまた、12月に向けてIPO人気の高まりが窺え、今週も新規上場銘柄に関心が向かいそうだ
今週は11月30日にはてな、トリケミカル研究所、ACCESS、12月1日にピープル、2日に日本スキー場開発などが決算発表を予定しているこのうち、トリケミカル研究所は先端半導体向け材料の需要拡大が追い風となっており、市場評価も高いまた、後述するZMPの仮条件決定に伴い、関連銘柄への物色が再燃する可能性がある
IPO関連では、11月29日にJMC、エルテス、スタジオアタオの3社がマザーズへ新規上場するエルテスは公開規模が小さいうえ、ビッグデータ解析によるソーシャルメディア監視等の時流に乗った事業を展開しており、投資家の関心が高いようだまた、ZMPは29日に仮条件が決定し、翌30日よりBB期間となるなお、先週はティビィシィ・スキヤツト（12月27日、ジャスダック）の新規上場が発表されている
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が書いた: Fisco
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