【10日ぶり小幅反落、米株高・円安一服で利益確定売り】19日(月)
■概況■19391.60、-9.55
19日(月)の日経平均は10日ぶり小幅反落、米株高・円安一服で利益確定売り日経平均は10日ぶり小幅反落。
16日の米国市場でNYダウが小幅ながら下落したことや、「中国海軍が米国の水中ドローンを奪取した」との報道で為替が1ドル=117円台と円高方向に振れたことなどを受けて、週明けの日経平均は利益確定売りが先行して55円安でスタートした。
前場に一時19307.14円(前週末比94.01円安)まで下落したが、後場に入ると日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待を背景に前週末終値近辺まで値を戻した。
「日銀・金融政策決定会合の結果待ちで持ち高調整が中心」との声も聞かれた。
大引けの日経平均は前週末比9.55円安の19391.60円となった。
東証1部の売買高は17億3743万株、売買代金は2兆1437億円だった。
業種別では、海運業、その他製品、鉄鋼が下落率上位だった。
一方、医薬品、電気・ガス業、食料品が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
前週末のスマートフォンゲーム「スーパーマリオラン」配信開始から、任天堂 (T:7974)やディーエヌエー (T:2432)が連日の大幅安となっている。
目先の材料出尽くし感に加え、一部で同タイトルに対し厳しい評価が見られることも売り材料視されたようだ。
その他売買代金上位では、三菱UFJ (T:8306)、みずほ (T:8411)、三井住友 (T:8316)などが軟調で、トヨタ自 (T:7203)やソフトバンクG (T:9984)は小安い。
また、テアトル (T:9633)、安永 (T:7271)に続き、ディーエヌエーや任天堂が東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、NTT (T:9432)、ソニー (T:6758)、SMC (T:6273)などがしっかり。
キーエンス (T:6861)やアステラス薬 (T:4503)は2%超上昇した。
また、AGS (T:3648)、神戸物産 (T:3038)、ヤーマン (T:6630)などが東証1部上昇率上位となった。
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【反発、日銀決定会合通過による安心感とETF買い入れ観測】20日(火)
■概況■19494.53、+102.93
20日(火)の日経平均は反発。
地政学リスクや円高が嫌気される格好から、売り先行で始まった。
ただし、日銀の金融政策決定会合を控え下を売り込む流れにはならず、前日の終値を挟んでのこう着に。
昼休み中に決定会合の結果が発表され、現状維持を決定。
決定会合通過による安心感と日銀のETF買い入れへの観測から午後は上昇して始まると、その後もじりじりと上げ幅を広げており、一時19500円を回復する場面をみせている。
その後も高値圏での推移が続いており、日経平均は年初来高値を更新。
大引けの日経平均は前日比102.93円高の19494.53円となった。
東証1部の売買高は19億2972万株、売買代金は2兆3388億円だった。
業種別では、陸運、水産農林、不動産、精密機器、情報通信、小売、医薬品が上昇。
一方で鉱業、保険、銀行、石油石炭、パルプ紙、証券、ガラス土石が小安い。
◆注目銘柄◆
足元で調整が続いていた任天堂 (T:7974)が6営業日ぶりに反発。
神栄 (T:3004)は上方修正の発表が好感され15%超の上昇。
ヤーマン (T:6630)、ダブルスコープ (T:6619)が2ケタの上昇。
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【反落、欧米株高を引き継ぐも利益確定売りに押される】21日(水)
■概況■19444.49、-50.04
21日(水)の日経平均は反落。
20日の米国市場ではNYダウが91ドル高となり、2万ドルの大台まで約25ドルに迫った。
欧米株高の流れを受けて日経平均は52円高からスタートすると、朝方には19600円に迫る場面があった。
一方で、ここまでの上昇を受けた利益確定の売りや年末に向けたポジション調整の動きもあり、前場は19500円台でこう着感の強い展開が続いた。
また「日本銀行の上場投資信託(ETF)買いは期待できない」との見方もあって前引けにかけて弱含み、後場に入るとマイナスに転じて一時下げ幅を3ケタに広げた。
大引けの日経平均は前日比50.04円安の19444.49円となった。
東証1部の売買高は21億0249万株、売買代金は2兆4195億円だった。
業種別では、精密機器、その他製品、電気・ガス業が下落率上位だった。
一方、石油・石炭製品、パルプ・紙、卸売業が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、野村 (T:8604)などがさえず、トヨタ自 (T:7203)やみずほ (T:8411)も小幅に下げた。
一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたNEC (T:6701)は3%超の下落。
また、アルファシステム (T:4719)、藤森工業 (T:7917)、レック (T:7874)などが東証1部下落率上位となった。
一方、日産自 (T:7201)と三菱自 (T:7211)は揃って2%超上昇した。
産業革新機構の支援が改めて材料視されたJDI (T:6740)は一時11%高まで上げ幅を広げたが、買い一巡後は伸び悩んだ。
その他売買代金上位では、三井住友 (T:8316)、ファーストリテ (T:9983)、東京海上 (T:8766)などが小高い。
また、パナソニック (T:6752)が株式交換で完全子会社化すると発表したパナホーム (T:1924)やパナSUNX (T:6860)、一部証券会社が投資評価を引き上げたアドバンテス (T:6857)などが東証1部上昇率上位となった。
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【小幅続落、持ち高調整の売り優勢も底堅さ】22日(木)
■概況■19427.67、-16.82
22日(木)の日経平均は小幅続落。
21日の米国市場でNYダウは32ドル安となり、日経平均は米株安の流れを引き継いで47円安からスタートした。
3連休を前に持ち高調整の売りもあり、朝方には一時19327.51円(前日比116.98円安)まで下落したが、一方で日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待が支えとなって、売り一巡後は19400円を挟んだもみ合いが続いた。
下値の堅さから意識されると、引けにかけて買い戻しが入り下げ幅を縮小した。
大引けの日経平均は前日比16.82円安の19427.67円となった。
東証1部の売買高は18億7138万株、売買代金は2兆1590億円だった。
業種別では、その他製品、保険業、精密機器が下落率上位だった。
一方、金属製品、鉱業、繊維製品が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ (T:8306)、トヨタ自 (T:7203)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)などがさえない。
任天堂 (T:7974)は4%近い下落。
また、産業革新機構の支援が正式に発表されたJDI (T:6740)や、一部報道がネガティブ視されたオリンパス (T:7733)も下げが目立ち、アウトソシング (T:2427)やLINK&M (T:2170)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、キーエンス (T:6861)、KDDI (T:9433)、キヤノン (T:7751)などが小高く、NTT (T:9432)や日産自 (T:7201)はしっかり。
コナミHD (T:9766)やアドバンテス (T:6857)は上昇が目立ち、年初来高値を更新している。
また、オルトプラス (T:3672)がストップ高で取引を終え、ヤーマン (T:6630)やビジョン (T:9416)などとともに東証1部上昇率上位となった。
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