個別銘柄戦略:買いが先行に、本日ファーストリテ決算予定で慎重姿勢、物色は中小型株にシフト

Fisco

発行済 2017年07月13日 09:07

更新済 2017年07月13日 09:33

個別銘柄戦略:買いが先行に、本日ファーストリテ決算予定で慎重姿勢、物色は中小型株にシフト

シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の20140円となり、これにさや寄せする格好から、買いが先行しよう。
ただし、米追加利上げ観測の後退により為替市場ではドル円が1ドル113円台前半で推移しており、自動車など輸出関連のほか、金融セクターなどは手掛けづらくなりそうだ。
また、本日はファーストリテ (T:9983)の決算が予定されている。
指数インパクトが大きい銘柄であり、決算を前に慎重姿勢が強まるようだと、日経平均の重石になりやすいだろう。
そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、日経平均は直近のもち合いレンジでの推移になりそうだ。


物色については決算など個別の材料のほか、ゲームやAI、仮想通貨、セキュリティなどテーマ性のある中小型株に引き続きシフトしやすいと考えられる。
もっとも、過熱警戒感も高まっており、低位株や調整一巡感が意識される銘柄等に向かいやすいだろう。
個別では長谷工 (T:1808)、五洋建設 (T:1893)、ブリヂストン (T:5108)、住友ゴム (T:5110)、ディップ (T:2379)に格下げが観測されている。

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