11時00分時点の日経平均は小幅続落、エプソンや日立に買い
Fisco
発行済 2017年07月31日 11:12
更新済 2017年07月31日 11:33
11時00分時点の日経平均は小幅続落、エプソンや日立に買い
28日の米国市場でNYダウは33ドル高となり、3日連続で過去最高値を更新した。
一方、米上院がオバマケアの一部廃止案を否決したことや4-6月期国内総生産（GDP）などの米経済指標を受けて、米債利回り低下に伴い円相場が一時1ドル＝110円台前半まで上昇。
本日の日経平均は円高を嫌気して26円安からスタートした。
ただ、寄り付き後は好業績株を中心に買いが入り、日経平均はプラスへ切り返す場面も見られた。
個別では、ファナック (T:6954)が3％近い下落となり、指数を押し下げている。
第1四半期決算や今期業績予想の上方修正を発表しているが、材料出尽くしと捉えられたようだ。
8月1日付で東証2部へ指定替えとなる東芝 (T:6502)は5％近い下落。
ＫＬａｂ (T:3656)やコニカミノルタ (T:4902)も下げが目立つ。
その他売買代金上位では、東エレク (T:8035)、ＪＴ (T:2914)、日産自 (T:7201)などが軟調で、三菱ＵＦＪ (T:8306)は小安い。
また、新日無 (T:6911)、ソフトブレーン (T:4779)、アドヴァン (T:7463)などが東証1部下落率上位となっている。
一方、東芝との入れ替えで日経平均構成銘柄に採用されるエプソン (T:6724)が商いを伴って大きく上昇しているほか、日立 (T:6501)、武田薬 (T:4502)、ＴＤＫ (T:6762)などは決算が好感されて買われている。
神戸鋼 (T:5406)は7％高と急伸。
また、椿本興 (T:8052)、フォスター電 (T:6794)、アルゴグラフ (T:7595)などが東証1部上昇率上位となっている。
（株式アナリスト 小林大純）
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