新興市場見通し：ミクシィなど400社以上が決算発表、IPOではトランザスに注目
Fisco
発行済 2017年08月05日 16:26
新興市場見通し：ミクシィなど400社以上が決算発表、IPOではトランザスに注目
個別では、マザーズ時価総額上位のミクシィ (T:3565)が週間で2.0％安、サイバーダイン (T:6324)が同2.2％安、そーせいグループ (T:4816)が同3.6％安と軟調だった売買代金上位ではアンジェス (T:3758)、インフォテリア (T:4625)、メタップス (T:3989)などが利益確定売りに押されたまた、業績予想を下方修正したパートナーエージェント (T:2146)が週間のマザーズ下落率トップだった反面、アカツキ (T:2702)やASJ (T:3679)は週間でプラスを確保したまた、新作ゲームが期待材料となっているアクセルマーク (T:4849)や上期業績を上方修正したアセンテック {{|0:}}が上昇率上位にランクインしたジャスダック主力はハーモニック・ドライブ・システムズ (T:6696)が同5.4％高となるなど、業績期待を背景に比較的しっかりした値動きだった東映アニメーションは好決算と一部証券会社の目標株価引き上げを受けて同13.7％高と大きく買われたただ、売買代金上位ではアエリア
など値を崩す銘柄も散見された同社が公表した上期業績見込みは良好な内容だったが、材料出尽くし感が広がった一方で新製品開発が報じられたアトミクスは値を飛ばしたIPOでは、8月3日に上場したシェアリングテクノロジーが公開価格を約87％上回る堅調な初値形成となった
今週の新興市場では、400社以上が決算発表を予定しており、個別対応中心の展開となりそうだ業績堅調な主力銘柄を中心に、決算発表をきっかけとした再評価の動きが期待されるところだしかし、米ハイテク株が引き続き利益確定売りの流れとなり、日経平均も2万円を挟んだもみ合いが続くとなれば、マザーズ指数が本格的なリバウンドに転じることは想定しにくいマザーズ売買代金の低迷から中小型株に対する手控えムードも窺えよう
今週は8月8日にミクシィ、UTグループ、ハーモニック・ドライブ・システムズ、9日に日本マクドナルドHD、じげん、エン・ジャパン、10日にリミックスポイント、インフォテリア、アカツキ、そーせいグループなどが決算発表を予定している市場コンセンサスでミクシィの第1四半期営業利益は203億円程度と見込まれているまた、ここまで市場の想定を上回る業績改善が続いている日本マクドナルドHDのほか、人材関連のエン・ジャパンや主力ゲームが好調なアカツキなど、注目の決算発表が相次ぐ
IPO関連では、8月9日にトランザスがマザーズへ新規上場するIoT（モノのインターネット）関連のテーマ性があり、この後8月末まで新規上場案件がないことから、投資家の参加意欲は高い公開規模に荷もたれ感もなく、初値を飛ばしそうだ
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が書いた: Fisco
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