【小幅に3日続伸、円高重しも22000円台維持】30日(月)
■概況■22011.67、+3.22
30日(月)の日経平均は小幅に3日続伸。
27日に発表された米7-9月期国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回り、米国株が上昇した流れを受けて、本日の日経平均は39円高からスタートした。
朝方には一時22086.88円(前週末比78.43円高)まで上昇したが、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長人事を巡る観測から為替相場が1ドル=113円台後半と円高方向に振れていることが重しとなり、前引けにかけて値を崩す場面も見られた。
後場に入ると前週末終値を挟んだもみ合いが続いたものの、終値では22000円台を維持した。
大引けの日経平均は前週末比3.22円高の22011.67円となった。
東証1部の売買高は23億7158万株、売買代金は4兆0373億円だった。
売買代金が4兆円台に乗せるのは16年2月12日以来となる。
業種別では、パルプ・紙、ガラス・土石製品、鉱業が上昇率上位だった。
一方、精密機器、医薬品、証券が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
ソフトバンクG (T:9984)、NTT (T:9432)、キーエンス (T:6861)などがしっかり。
決算発表を控えた神戸鋼 (T:5406)は中間配当取りやめなどの観測報道が伝わったが、買い戻し優勢で2%超高となった。
信越化 (T:4063)やコマツ (T:6301)は決算が好感されて買われた。
SUMCO (T:3436)などの半導体関連株も大きく上昇。
信越化の好決算が支援材料となったようだ。
また、業績上方修正のエイチワン (T:5989)やイソライト工業 (T:5358)などがストップ高水準まで買われ、東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、みずほ (T:8411)といったメガバンク株や任天堂 (T:7974)などがさえない。
今期の利益見通しを引き下げたリコー (T:7752)や山崎パン (T:2212)、上期が営業減益となったSMS (T:2175)は大きく売られた。
また、双信電機 (T:6938)、住友理工 (T:5191)、菱製鋼 (T:5632)などが東証1部下落率上位となった。
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【4日ぶり小幅反落、好業績株が支え】31日(火)
■概況■22011.61、-0.06
31日(火)の日経平均は4日ぶり小幅反落。
米国では政権運営や税制改革の先行き不透明感の高まりが嫌気され、30日のNYダウは85ドル安となった。
また、米金利低下に伴い円相場は1ドル=113円台前半と円高方向に振れ、本日の日経平均は114円安からスタートした。
朝方には一時21840.07円(前日比171.60円安)まで下落したものの、好業績株を中心に買いが入り、緩やかに下げ幅を縮めた。
後場に入るとプラス圏に浮上する場面も度々見られたが、上値では利益確定売りが出て戻り一服となった。
大引けの日経平均は前日比0.06円安の22011.61円となった。
東証1部の売買高は18億8801万株、売買代金は3兆5298億円だった。
業種別では、ゴム製品、銀行業、石油・石炭製品が下落率上位だった。
一方、倉庫・運輸関連業、その他製品、不動産業が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
ソフトバンクG (T:9984)が4%を超える下落となった。
傘下の米スプリントと同業TモバイルUSの統合協議打ち切り方針が報じられた。
三菱UFJ (T:8306)などのメガバンク株やトヨタ自 (T:7203)などの自動車株も軟調で、このところ上昇が目立っていたSUMCO (T:3436)は3%超下げた。
花王 (T:4452)などは決算を受けて急落。
また、ぐるなび (T:2440)やペッパー {{|0:}}などが東証1部下落率上位となった。
一方、決算が好感された任天堂 (T:7974)や目標株価引き上げの動きが観測されたソニー (T:6758)は2%超の上昇。
神戸鋼 (T:5406)も決算を受けて3%超上昇した。
好決算のデンソー (T:6902)、アルプス電 (T:6770)、TDK (T:6762)や、トヨタ自への半導体供給を発表したルネサス (T:6723)は急伸。
また、郵船 (T:9101)による株式公開買付け(TOB)が発表された郵船ロジ (T:9370)がストップ高を付け、東証1部上昇率トップとなった。
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【大幅に反発、ハイテク決算や政策期待が押し上げる】11月1日(水)
■概況■、
11月1日(水)の日経平均は大幅に反発。
米国では明日のFOMC結果発表や下院の税制改革案に加えて、次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長の発表や10月雇用統計など重要イベントが続くため上値は限られたが、緩やかな上昇となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の22210円となるなか、これにサヤ寄せする格好から大幅に上昇して始まった。
さらにソニー (T:6758)、日東電 (T:6988)が通期計画の上方修正を発表するなど、決算評価の流れからハイテク株主導で上げ幅を拡大。
第4次安倍内閣発足による「アベノミクス」加速への期待感も高まるなか、前引け間際には22300円を回復すると、後場に入ってもじり高基調が続いており、22400円に乗せている。
大引けの日経平均は前日比408.47円高の22420.08円となった。
東証1部の売買高は20億5682万株、売買代金は3兆7557億円だった。
業種別では、33業種すべてが上昇しており、石油石炭、空運、電気機器、パルプ紙、鉱業、電力ガス、非鉄金属、ガラス土石が上位に。
◆注目銘柄◆
東エレク (T:8035)、京セラ (T:6971)、日東電 (T:6988)、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、ファナック (T:6954)日経平均をけん引している。
一方でガイシ (T:5333)、リクルートHD (T:6098)、アステラス薬 (T:4503)、富士フイルム (T:4901)が冴えない。
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【続伸、引けにかけて上げ幅3ケタに】2日(木)
■概況■22539.12、+119.04
2日(木)の日経平均は続伸。
1日の米国市場でNYダウは57ドル高となった。
10月ADP雇用統計が堅調な内容だったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文で景気判断が上方修正されたことが好感された。
本日の日経平均はこうした流れを受けて22500円台に乗せてスタートしたが、前日が400円を超える上昇だったことに加え、明日から3連休が控えていることもあり、朝高後はマイナスに転じる場面があった。
ただ、相場全体の先高感の強さから引けにかけてインデックス買いが入り、結局この日の高値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比119.04円高の22539.12円となった。
連日で年初来高値を更新している。
東証1部の売買高は18億6848万株、売買代金は3兆3088億円だった。
業種別では、海運業が4%近く上昇したほか、非鉄金属、鉱業が上昇率上位だった。
一方、水産・農林業、その他製品など5業種が下落した。
◆注目銘柄◆
ソニー (T:6758)が前日に続き買われたほか、ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)、三菱UFJ (T:8306)などがしっかり。
神戸鋼 (T:5406)は買い戻しの動きが強まり8%超高。
順調な決算や自社株買い実施が好感されたホンダ (T:7267)は5%超高となった。
商品市況の上昇を受けて住友鉱 (T:5713)も上げ目立つ。
また、好業績のBEENOS (T:3328)、富士急 (T:9010)、シーティーエス (T:4345)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、任天堂 (T:7974)、村田製 (T:6981)、三井物産 (T:8031)などがさえない。
前日買われたパナソニック (T:6752)は急反落。
米テスラの決算が警戒感につながったようだ。
ヤマハ (T:7951)や日野自 (T:7205)は決算を受けて大きく売られた。
また、業績下方修正の日ハム (T:2282)が大幅安となり、荒川化学 (T:4968)や安永 (T:7271)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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