6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は小幅上昇、ソフトバンクGの動向次第といったところ
・ドル・円は114円36銭、上げ渋り、日本株や米金利にらみ
・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はファナック (T:6954)
■日経平均は小幅上昇、ソフトバンクGの動向次第といったところ
日経平均は小幅に上昇。
2.43円高の22541.55円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。
3日の米国市場は雇用統計が予想を下回ったが、ISM非製造業景況指数や製造業受注指数が予想を上振れたことでNYダウ、ナスダックともに上昇。
シカゴ日経225先物清算値は22600円に乗せるなか、これにサヤ寄せする格好から、日経平均は年初来高値を更新して始まった。
こう着感が強まっているが、前場半ばには一時22644.68円まで上げ幅を広げたが、前引けにかけてはじりじりと上げ幅を縮めており、一時下げに転じる場面もみられた。
セクターでは鉱業、海運、サービス、輸送用機器、倉庫運輸が上昇。
一方で、非鉄金属、鉄鋼、銀行、その他金融、パルプ紙が冴えない。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。
日経平均は高値圏でのこう着となっており、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、アサヒ (T:2502)、信越化 (T:4063)が堅調。
一方で、ソフトバンクG (T:9984)が大幅に下落しており、日経平均の重しになっている。
その他は売り買いが交錯しているため、指数インパクトの大きい、値がさ株、特にソフトバンクGの動向次第といったところであろう。
ソフトバンクGはスプリントの統合問題が売りにつながっているが、決算を控え、いったんは利益確定といった流れになっているようである。
ただし、25日線に接近しており、これが支持線として意識されるようだと、日経平均の底堅さにもつながろう。
一方でTOPIXはマイナスで推移している。
日銀のETF買い入れへの思惑につながる可能性があり、これが結果的に日経平均を下支えすることになりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は114円36銭、上げ渋り、日本株や米金利にらみ
6日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。
日本株や米金利の失速を受けドル買い・円売りは弱まった。
ドル・円はストップロスを巻き込んで上昇し、7月11日高値114円49銭を上抜け一時114円74銭まで強含んだ。
その後ドルは失速し114円30銭台に値を下げる展開に。
日経平均株価が前週末終値付近でやや不安定な値動きとなり、円売りが後退。
また、米10月雇用統計は2.354%まで上昇後は上げ渋り、ドル買いは入りにくい地合いとなった。
ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で上昇しており、目先の日本株高を見込んだ円売りは継続するだろう。
ただし、米金利が弱含めばドルの上昇は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円02銭から114円74銭、ユーロ・円は132円39銭から133円12銭、ユーロ・ドルは1.1956ドルから1.1618ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・UMN {{|0:}}やトーセ (T:4728)がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はファナック (T:6954)
■経済指標・要人発言
・ムニューシン米財務長官
「目標は年内に大統領に税制法案を送付すること」
・黒田日銀総裁
「ETF購入、現時点で見直しが必要とは考えていない」
「物価目標をできるだけ早期に実現するため、強力な金融緩和を粘り強く推進したい」
「物価2%目標はグローバル・スタンダード、主要国間の為替安定につながる」
☆後場の注目スケジュール☆
・16:00 独・9月製造業受注(前月比予想:-1.4%、8月:+3.6%)
<DM>
・日経平均は小幅上昇、ソフトバンクGの動向次第といったところ
・ドル・円は114円36銭、上げ渋り、日本株や米金利にらみ
・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はファナック (T:6954)
■日経平均は小幅上昇、ソフトバンクGの動向次第といったところ
日経平均は小幅に上昇。
2.43円高の22541.55円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。
3日の米国市場は雇用統計が予想を下回ったが、ISM非製造業景況指数や製造業受注指数が予想を上振れたことでNYダウ、ナスダックともに上昇。
シカゴ日経225先物清算値は22600円に乗せるなか、これにサヤ寄せする格好から、日経平均は年初来高値を更新して始まった。
こう着感が強まっているが、前場半ばには一時22644.68円まで上げ幅を広げたが、前引けにかけてはじりじりと上げ幅を縮めており、一時下げに転じる場面もみられた。
セクターでは鉱業、海運、サービス、輸送用機器、倉庫運輸が上昇。
一方で、非鉄金属、鉄鋼、銀行、その他金融、パルプ紙が冴えない。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。
日経平均は高値圏でのこう着となっており、ファーストリテ (T:9983)、ファナック (T:6954)、アサヒ (T:2502)、信越化 (T:4063)が堅調。
一方で、ソフトバンクG (T:9984)が大幅に下落しており、日経平均の重しになっている。
その他は売り買いが交錯しているため、指数インパクトの大きい、値がさ株、特にソフトバンクGの動向次第といったところであろう。
ソフトバンクGはスプリントの統合問題が売りにつながっているが、決算を控え、いったんは利益確定といった流れになっているようである。
ただし、25日線に接近しており、これが支持線として意識されるようだと、日経平均の底堅さにもつながろう。
一方でTOPIXはマイナスで推移している。
日銀のETF買い入れへの思惑につながる可能性があり、これが結果的に日経平均を下支えすることになりそうだ。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は114円36銭、上げ渋り、日本株や米金利にらみ
6日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。
日本株や米金利の失速を受けドル買い・円売りは弱まった。
ドル・円はストップロスを巻き込んで上昇し、7月11日高値114円49銭を上抜け一時114円74銭まで強含んだ。
その後ドルは失速し114円30銭台に値を下げる展開に。
日経平均株価が前週末終値付近でやや不安定な値動きとなり、円売りが後退。
また、米10月雇用統計は2.354%まで上昇後は上げ渋り、ドル買いは入りにくい地合いとなった。
ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で上昇しており、目先の日本株高を見込んだ円売りは継続するだろう。
ただし、米金利が弱含めばドルの上昇は想定しにくい。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円02銭から114円74銭、ユーロ・円は132円39銭から133円12銭、ユーロ・ドルは1.1956ドルから1.1618ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・UMN {{|0:}}やトーセ (T:4728)がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はファナック (T:6954)
■経済指標・要人発言
・ムニューシン米財務長官
「目標は年内に大統領に税制法案を送付すること」
・黒田日銀総裁
「ETF購入、現時点で見直しが必要とは考えていない」
「物価目標をできるだけ早期に実現するため、強力な金融緩和を粘り強く推進したい」
「物価2%目標はグローバル・スタンダード、主要国間の為替安定につながる」
☆後場の注目スケジュール☆
・16:00 独・9月製造業受注(前月比予想:-1.4%、8月:+3.6%)
<DM>