前場に注目すべき3つのポイント~主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明に

Fisco

発行済 2017年11月28日 08:40

更新済 2017年11月28日 09:00

前場に注目すべき3つのポイント~主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明に

28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■株式見通し:主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明に
■外資系証券の注文動向:差し引き350万株の買い越し
■前場の注目材料:3社が本日IPO


■主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明に

28日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
27日の米国市場は、年末商戦への期待が高まったものの、高値警戒感から上値は限られた。
また、OPEC会合を控えて原油相場が下落していることも重しになっている。
これを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の22470円だった。
また、円相場は1ドル111円05銭辺りと円高に振れて推移している。


これらを受けて利食い先行から始まることになろう。
とは言え、米国ではアマゾン株が最高値を更新しており、年末商戦を意識した消費関連への物色は波及しそうである。
一方で、韓国ではサムスン株が急落した。
きっかけは米系証券による投資判断の引き下げによるものだが、半導体ブームがピークとの見方がされやすいだろう。
その為、物色の流れはこれまで相場をけん引していたハイテクセクターへの利益確定に対して、出遅れ感のあるセクターや銘柄に向かいやすいだろう。

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また、本日はIPOが3社予定されている。
年末に向けたIPOラッシュで資金がIPO銘柄に偏るとみられる一方で、これまで個人は利益確定でキャッシュポジションを高めており、マネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高が13兆円超と過去最高を更新している。
待機資金が相場を押し上げてくる展開が期待されよう。
主力大型株から中小型株へのシフトが鮮明になりそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き350万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り430万株、買い780万株、差し引き350万株の買い越しとの観測。


11月 20日(月):940万株の買い越し
11月 21日(火):630万株の買い越し
11月 22日(水):120万株の買い越し
11月 24日(金):134万株の買い越し
11月 27日(月):340万株の売り越し


■前場の注目材料

・NYダウは上昇(23580.78、+22.79)
・米アマゾン株が上場来高値
・総務省、「5G」サービスへの新規参入促す
・楽天、がん治療に参入
・中国・習近平氏「トイレ革命」指示
・中国スマホ決済、2年で6倍に
・クックビズ (T:6558)、幸和製作所 (T:7807)、ポエック (T:9264)がIPO


☆イベントスケジュール


・09:00 ダドリーNY連銀総裁講演(米国経済)

<WA>

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