LIXILG (T:5938):2106円(-116円)
大幅続落。
クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も2300円から1700円に引き下げている。
19年3月期の会社計画の下方修正、20年3月期の事業利益の減益可能性、販売価格の引き上げの遅れなどを今後株価は織り込んでいくと想定している。
また、先の報道通りにIFRS会計基準でのれんの償却が必要となった場合は、100億円程度の営業減益要因になるとしている。
スルガ銀 (T:8358):572円(+52円)
大幅反発。
創業家が関連企業などを通じて保有株を売却する意向であることがわかったと報じられている。
具体的な売却方法や時期、借入金返済の道筋は今後詰めるが、市場売却でなく機関投資家などへの譲渡を想定しているもよう。
前期末時点で創業家の関連企業などが持つ株式は15%超のようだ。
前会長の辞任に続いて資本面でも創業家の関与をなくすことで、ガバナンスの立て直しスピードが速まるとの期待にも。
洋エンジ (T:6330):874円(-111円)
急落。
ブラジル子会社を共同被告の1社として、ブラジル連邦司法長官の提出した民事訴状が裁判所に受理されたと発表している。
子会社が3社のコンソーシアムによってペトロブラス社から発注を受けた建設工事に関して、契約に際して行政不正防止法違反行為があったとして、企業及び個人計20名に対し連帯して約2970億円の支払い請求が行われているもよう。
同社では異議申し立てを行う予定だが、先行き不透明感が先行する格好に。
小田原エン (T:6149):2760円(+153円)
大幅に続伸。
本社工場(神奈川県足柄上郡松田町)敷地内に工場建屋(組立工場及びオフィス)を建設すると発表している。
ハイブリットカーや電気自動車の駆動・発電機用モーターなど「車の電動化」により、今後、モーター用巻線システムの需要拡大が見込まれることから、生産能力の向上や全自動ラインシステム、設備の大型化に対応する。
延床面積は6739.86平方メートル、総投資額は約18億円で、竣工予定は19年11月。
Jマテリアル (T:6055):1455円(+67円)
大幅反発。
前日に発表した業績予想の上方修正が買い材料視されている。
上半期営業利益は31億円から41億円に、通期では64億円から77億円に増額している。
主要顧客である半導体工場での設備投資が順調でイニシャル部門の供給配管設計施工が想定より増加しているほか、オペレーション部門においても、主要顧客工場での生産活動が順調に推移していることが業績上振れの背景に。
修正幅は想定以上との見方が優勢になっている。
グレイス (T:6541):3230円(+431円)
急伸で年初来高値。
ゴールドマン・サックス証券が投資判断「買い」、目標株価4600円でカバレッジを開始したことが買い材料とされている。
潜在市場の規模と、クラウドサービス拡大などによる高水準の利益成長可能性を考慮すると、株価は割安と評価しているもよう。
推定潜在市場1000億円に対して、現状の同社市場シェアは2%にも満たず成長余地は大きく、クラウドサービスの拡大で営業利益率も前期の32%から28.3期には56%への改善を予想。
エスクローAJ (T:6093):459円(+38円)
大幅反発。
日本郵便、鎌倉新書 (T:6184)、日本ATMと連携して、10月10日より終活紹介サービスの試行を開始すると発表している。
終活支援を行っている事業者を日本郵便が顧客に紹介し、終活関連事業者の鎌倉新書、相続関連事業者のEAJ信託及びATMJが連携して、葬儀、お墓、相続手続きなど一人ひとりのニーズに対応していく。
試行状況を踏まえて今後のサービス提供エリアの拡大も検討していくもよう。
業容拡大につながるとの期待感が先行へ。
Ubicom (T:3937):1404円(+234円)
急反発で上昇率トップ。
生体認証による本人認証・決済サービスを手掛けるLiquidと資本・業務提携することを前日に発表している。
フィリピンにある開発センターを活用したLiquid向けオフショアIT開発事業、並びに機械学習アルゴリズムの検証分野などで協業していくもよう。
また、割当増資の一部を同社が引き受ける。
今後の市場成長が期待されている生体認証関連としての位置づけが高まる形になっているようだ。
オールアバウト (T:2454):798円(-62円)
大幅に続落。
19年3月期の営業利益を従来予想の7.00億円から3.80億円(前期実績6.68億円)に下方修正している。
マーケティングソリューションセグメントで、コンテンツ提供売上やエディトリアル広告等の受注状況、検索エンジンのアルゴリズム変更によるサイト利用者減少等のリスクを織り込み、計画を見直したことなどが影響した。
また、同期は事業基盤構築における投資期として位置付けているとしている。
NF回路 (T:6864):2710円(+151円)
大幅に3日続伸。
19年3月期の営業利益を従来予想の11.50億円から12.00億円(前期実績11.02億円)に上方修正している。
電源システム分野及び応用システム分野が堅調に推移するとともに、季節性の改善で平準化が進んだため。
北海道での大規模停電を受けて電源システムに対する関心が高まっているほか、同社は地震計測関連機器なども手掛けていることから、このところの地震発生で個人投資家を中心に注目が集まっているようだ。
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