注目銘柄ダイジェスト(前場):シーズHD、SUMCO、OKIなど

Fisco

発行済 2018年10月24日 12:14

注目銘柄ダイジェスト(前場):シーズHD、SUMCO、OKIなど

OKI (T:6703):1556円(+137円)
急反発。
前日に発表した上半期業績予想の上方修正がポジティブなサプライズにつながっている。
営業損益は従来予想の30億円の赤字から一転、8億円の黒字に上方修正している。
プリンター事業では構造改革を中心に収益が改善したほか、情報通信事業の売上案件の構成比改善など、各事業が堅調に推移したようだ。
第1四半期から前年同期比での収益改善は進んでいたが、上方修正幅は想定以上との見方が優勢に。

東製鉄 (T:5423):805円(+48円)
大幅反発。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は71.8億円で前年同期比8.5%減益、会社計画を10億円強上回り、ほぼ市場予想線上となっている。
上半期の超過分を反映して、会社側では通期計画を120億円から130億円に上方修正している。
コンセンサス水準には達していないが、足元で鉄スクラップ価格が上昇しており、株価には下振れ懸念も反映されていたとみられることから、ストレートに上方修正を評価する動きとなっている。

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コマツ (T:6301):2801.5円(-128.5円)
大幅続落。
連日で年初来安値を更新している。
米キャタピラーが前日に決算を発表、7-9月期のEPSはほぼ市場予想通りであったものの、通期予想は従来見通しの11-12ドルを据え置き、市場が期待していた上方修正は見送られた。
鉄鋼価格上昇や米国の関税に伴うコスト上昇などが重しとなるもよう。
決算を受けて株価は一時10%もの急落となり、国内建機大手である同社などの売り材料にもつながっているようだ。

ユニバーサル (T:6425):3690円(+95円)
大幅に反発。
統合型リゾート施設「Okada Manila」の運営会社の日本支店開設などを機に、国内外の投資家からの問い合わせが急増しており、投資判断に資するためにIR体制を強化したと発表している。
また、開示情報も充実させる。
事業セグメントごとのEBITA(利払前・税引前・減価償却前利益)やカジノリゾート事業のグロス・ゲーミング売上、カジノやホテルなど主要事業セグメント別の四半期ごとの経営指標(KPI)を開示する予定。

シーズHD (T:4924):4500円( - )
ストップ高買い気配。
米ジョンソン・エンド・ジョンソンがTOBを実施して、完全子会社化を目指すと発表している。
TOB価格は一株5900円で、前日終値を55.3%上回る水準となっている。
買付期間は10月29日から19年1月10日までとしており、TOB成立後、同社株式は上場廃止となる。
同社は公開買い付けに対して賛同の意を表明しており、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す展開になっている。

ミクロン精密 (T:6159):1405円(+38円)
大幅に4日ぶり反発。
20万株(3.60億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。
発行済株式総数に対する割合は3.24%。
買付期間は24日から19年10月23日まで。
経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び財務戦略を可能とすることが目的。
このうち、24日朝の立会外買付取引(ToSTNeT-3)で10万株を上限に1,367円で自社株買い付けを委託する。

SUBARU (T:7270):3051円(-184円)
大幅続落。
前日に上半期業績予想の下方修正を発表している。
営業利益は従来予想の1100億円から610億円に下方修正、7-9月期は34億円程度の水準にまで低下したことになる。
品質関連費用の計上が下方修正の背景、詳細は発表されていないものの、600億円程度が計上されたとみられている。
あくまで一過性の費用計上ではあるが、円安による押し上げ効果なども期待されていた中、予想外の下方修正にネガティブインパクトが先行。

SUMCO (T:3436):1406円(-150円)
急落。
クレディ・スイス証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も3530円から1385円に引き下げている。
想定以上にウェーハメーカーの生産能力が拡大しており、供給過剰に陥る見通しとなったことから、ウエーハ価格の見通しを引き下げ、それに伴い来12月期以降の業績予想を下方修正しているもよう。
なお、クレディ・スイス証券では、同様に信越化学 (T:4063)の投資判断も引き下げている。

日本電産 (T:6594):14315円(+250円)
大幅反発。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は982億円で前年同期比20.1%増益となり、会社計画の950億円を上回った。
ほぼ市場予想並みの水準であるが、足元で株価が調整基調にあったことから、安心感へとつながっているようだ。
本日の10時から開催される説明会などへの期待感も先行しているもよう。
通期業績予想は据え置いているが、年間配当計画は100円から105円に引き上げている。

さむらいJP (T:4764):237円(+8円)
大幅に反発。
連結子会社SAMURAI ASSET FINANCE(東京都港区)が2件の個別融資契約を締結し、営業収益及び純利益として計約0.02億円を計上すると発表している。
融資先は非公表だが、国内の非上場企業で融資金額は計2.10億円、利率は年15%。
着実に融資を積み重ねていることが投資家の間で好感され、物色人気を集めている。
また、株価が比較的低位で買いやすいことも投資資金の流入を促しているようだ。

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