ローム (T:6963):7980円(+510円)
急伸。
前日後場の取引時間中に発表した上半期決算では、営業利益は354億円で前年同期比18.8%増益となり、従来計画の300億円を大きく上回った。
コンセンサスも20億円程度上回ったとみられる。
通期計画は580億円から620億円に上方修正、修正値は市場予想をやや下回る水準だが、下期計画は実質下方修正など保守的な計画とみられている。
また、100億円を上限とする自社株買いを発表したこともポジティブに捉えられているようだ。
ホンダ (T:7267):3223円(+179円)
大幅続伸。
前日に発表した第2四半期決算がポジティブに捉えられている。
7-9月期営業利益は2145億円で前年同期比40.2%増益、4-6月期の同11.2%増から増益率は拡大、市場予想も500億円前後上回った。
通期計画は従来の7100億円から7900億円に上方修正、ほぼ市場予想並みの水準まで引き上げている。
二輪販売台数の上振れや為替前提の円安シフトが業績上方修正の主因。
また、年間配当金も108円から111円に引き上げている。
任天堂 (T:7974):34570円(-680円)
大幅反落。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は614億円で前年同期比53.7%増益となった。
スイッチのソフト販売の好調で大幅増益となっている。
ただ、7-9月期営業利益は市場予想を100億円程度下振れたと見られている。
スイッチの販売がコンセンサスには未達で、自社ソフト売上比率なども低下した。
利益率の低下などによって、年末商戦への期待感もやや後退する格好になっている。
アドバンテス (T:6857):2075円(+232円)
大幅続伸。
前日に発表した第2四半期決算を評価する動きが強まっている。
7-9月期営業利益は179億円で前年同期比3.5倍、市場予想を60-70億円上回る水準となった。
SoCテスタやメモリテスタの好調を背景に、高水準であった前四半期の反動が懸念された受注高も増加基調を継続、つれて、通期営業利益予想は345億円から530億円に上方修正、420億円程度であった市場予想を大きく上回る増額修正を行っている。
夢テクノロジー (T:2458):660円(+55円)
大幅に続伸。
18年9月期の営業利益を従来予想の3.80億円から4.42億円(前期実績は非開示)に上方修正している。
稼働率が想定を上回る平均92.6%(前期比2.4%増)と好調に推移しているため。
また、減損処理後の有価証券売却で投資有価証券評価損が0.22億円減少しており、純利益を前回予想の1.80億円から2.65億円に引き上げている。
このほか、9月末現在の在籍エンジニア数が2414人となり、目標(2400人)を達成したという。
ソニー (T:6758):6079円(+217円)
大幅続伸。
前日に上半期の決算を発表、営業利益は4345億円で前年同期比20.1%増益、市場予想や事前観測数値などを上回る着地となった。
ゲーム&ネットワークサービス分野などが好調で、市場のピークアウト懸念を払しょくさせる内容となっている。
なお、通期予想は6700億円から8700億円に上方修正、市場予想の8000億円を上回る水準だが、EMI連結子会社化の影響1100億円が反映されたことが背景で、ほぼ想定通りの上振れとなる格好へ。
テセック (T:6337):1590円(+193円)
大幅に続伸。
19年3月期の営業利益を従来予想の10.00億円から13.00億円(前期実績9.04億円)に上方修正している。
半導体製造装置市場の堅調を受け、車載向けパワーデバイス用検査装置の受注が計画を上回って推移しているため。
同期の年間配当は従来予想の40.00円から50.00円(前期実績40.00円)に増額修正する。
第2四半期累計(18年4-9月)の営業利益は前年同期比233.2%増の8.30億円で着地した。
進捗率は63.8%。
パピレス (T:3641):2939円(+279円)
大幅に続伸。
19年3月期の営業利益を従来予想の13.12億円から16.98億円(前期実績12.78億円)に上方修正している。
広告施策、販売促進施策、サービス改良施策などで会員数及び会員の購入金額が順調に増加した。
広告施策の効果が想定を上回り、広告費の売上高比率が想定より低く抑えられていることも利益を押し上げる見通し。
第2四半期累計(18年4-9月)予想も4.84億円から11.11億円(前年同期実績5.92億円)に引き上げた。