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注目銘柄ダイジェスト(前場):イーレックス、いすゞ自、ユーザーローカルなど

発行済 2019-05-14 11:56
更新済 2019-05-14 12:00
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):イーレックス、いすゞ自、ユーザーローカルなど
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イーレックス (T:9517):1212円(+203円)急騰。

前日に19年3月期の決算を発表している。

営業利益は47億円で前期比2.3%減益、従来予想の43.8億円を上回って着地した。

20年3月期は77.2億円で同64.2%増と大幅増益見通し、昨年公表の中期計画数値こそ下回っているが、市場期待を上回るガイダンスとみられる。

また、新中計では、エバーグリーン・マーケティングの売上寄与、バイオマス発電5基の稼働予定などで、22.3期営業利益104億円を計画している。

いすゞ自 (T:7202):1193.5円(-245.0円)急落。

前日に19年3月期の決算を発表、営業利益は1768億円で前期比6.0%増益、従来計画1840億円を下回ったが、事前に観測報道が伝わっており、ほぼ想定線とみられる。

一方、20年3月期は1650億円で同6.7%減益の見通し、2000億円程度の水準が想定されていた中でネガティブなインパクトに。

前期、今期の増配が発表されているものの、想定以上の業績悪化がマイナス視される形になっている。

弁護士コム (T:6027):4580円(+360円)大幅に反発。

著作権侵害コンテンツや不正動画などを調査・削除申請できる新サービス「弁護士ドットコムRights」の提供を開始すると発表している。

顧客はツール上で検索結果を確認し、ボタンを押すだけで削除申請できる。

20年3月期の営業利益予想は前期比1.9%増の5.20億円。

コンテンツの提供やユーザビリティの向上、記事配信による認知度向上などを図る。

19年3月期は1.4%増の5.10億円で着地した。

太陽誘電 (T:6976):2268円(+113円)急反発。

前日に発表した決算がポジティブなインパクトにつながっている。

19年3月期営業利益は352億円で前期比74.3%増益、従来計画300億円、315億円程度の市場予想を上回る着地に。

20年3月期は380億円で同7.8%増益の見通し、コンセンサスをやや上回っている。

村田製作所 (T:6981)が大幅減益見通しを発表し、同社も連想感から売られていただけに、見直しの動きが急速に向かう形となっている。

業績計画は比較的保守的との見方にも。

Ciメディカル (T:3540):3430円(+135円)大幅に3日続伸。

19年12月期第1四半期(19年1-3月)の営業利益を前年同期比18.4%増の5.21億円と発表している。

通信販売事業を中心に新商品販売や個人医院・総合病院など医科業界への参入拡大を進め、大型医療機器の販売に注力した。

また、調剤薬局向けのジェネリック医薬品販売事業も販売を拡大させている。

通期予想は前期比7.5%増の20.60億円で据え置いた。

進捗率は25.3%。

スルガ銀 (T:8358):467円(-1円)朝高後にマイナス転換。

新生銀行と包括提携する方針を固めたとの報道が伝わっており、買い材料視される展開になっている。

新生銀行から数%の出資を受け入れて、住宅ローンなど個人金融業務を軸に幅広く連携していく方針のようだ。

新生銀行の支援によって、最悪シナリオなど過度な先行き懸念は後退する格好に。

一方、不正行為の調査によって、不適切な行為が疑われる融資は1兆円規模に上り、うち5000億円強で明らかな不正行為が見つかったとも伝わる。

ユーザーローカル (T:3984):5150円(+430円)大幅に3日続伸。

6月30日(実質的には6月28日)を基準日として、1株を2株の割合で分割すると発表している。

株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。

また、3万株(1.50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。

取得期間は6月21日まで。

発行済株式総数(自社株除く)に対する割合は0.8%。

株価が75日移動平均線を上抜けたことも買いを後押ししているようだ。

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