米国債:弱含み、国債入札に備えたポジション調整の影響も

Fisco

発行済 2019年06月22日 07:09

更新済 2019年06月22日 07:21

米国債:弱含み、国債入札に備えたポジション調整の影響も

6月21日の米国長期債相場は弱含み。

米国によるイラン攻撃の可能性は残されているものの、この日は利益確定を狙った売りが観測されており、長期債などの利回り水準は上昇した。

次週に米財務省は2年債、5年債、7年債など計1130億ドル、2年物変動利付債180億ドルの入札を行う予定となっており。

国債入札に備えてディーラー筋がポジション調整を進めていることも債券利回りの上昇につながったようだ。

10年債利回りは一時2.064%近辺まで上昇した。

イールドカーブは短・中期、短・長期などでスティープニング気配。

2年−5年は2.20bp近辺、2年−10年は28.50bp近辺、10年-30年は52.50bp近辺で引けた。

2年債利回りは1.77%(前日比:-1bp)、10年債利回りは2.06%(同比:+3bp)、30年債利回りは2.59%(同比:+5bp)で取引を終えた。

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