米国債利回りの上昇を背景にドルは主要通貨に対して値を上げて取引されている。一方、ポンドは「合意無き離脱」への懸念から27か月ぶりの安値となっている。
日本時間午後6時11分におけるドルインデックスは0.3%高の97.232となっている。
ドル円は0.3%高の108.19となっている。
ユーロは0.23%安の1.1182となっている。欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は25日の理事会で、9月中の利下げを示唆すると見られている。
「ECBは金融システムの安定を維持しつつも、経済や市場を活性化させるために大胆な金融緩和策をとるだろう」とHigh Frequency Economics社のチーフエコノミストであるカール・B・ウェインバーグ氏は述べた。
ポンドは0.38安の1.2426となっている。
英保守党党首選でボリス・ジョンソン議員が当選する見込みであることから、ポンドは下落基調となっている。
ジョンソン議員は、「合意無き離脱」の可能性を否定していない。
NZドルは0.450%安の0.6728となっている。その背景には、NZ準備銀行が既に金利を過去最低の1.5%まで下げたことを考慮し、非伝統的な金融政策を検討しているとの報道がある。
--Reuters contributed to this report