正午のドルは108円後半、FOMCは新インフレ目標採用か

Reuters

発行済 2019年12月11日 12:14

正午のドルは108円後半、FOMCは新インフレ目標採用か

[東京 11日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の108.74円付近。

早朝の取引では、英総選挙に関するユーガブの調査で、保守党の議席獲得数見込みが339議席と先月27日の調査から20議席減少したことが伝わり、英ポンド/円 (GBPJPY=)が143円半ばから142円半ばまで急落した。英ポンドは現在142.78円付近。

英ポンドの下落は対ドルでより顕著だったため、英ポンド安/ドル高の波及効果でドルが一時108.86円まで上昇する場面もあった。

明日の未明に結果がわかる米連邦公開市場委員会(FOMC)では7月以降、3度にわたり引き下げられたFF金利が現行の1.50―1.75%に据え置かれることを、市場はほぼ確実視している。

ただ、今後しばらくは利下げしないというシグナルを送るのか、データ次第としてフリーハンドを強調するのか、利上げもありうるようなニュアンスを出すのか、注目されている。