SOMPO (T:8630):4415円(+112円)大幅反発。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も5400円から6100円に引き上げている。
国内損保事業の修正利益は中計目標値にかなり近づきそうと判断、利益改善の可能性が高まる中で割安感も強まっているとしている。
また、新型ウイルスによる影響の不透明性が増す中、生保セクターに比べて損保セクターの安定性の魅力が増しているとも指摘。
AOITYOHold (T:3975):731円(+62円)急反発。
前日に19年12月期の決算を発表、営業利益は21.2億円で前期比38.3%減益となった。
2月14日に発表した下方修正に沿った水準での着地に。
一方、20年12月期は25億円で同18.0%増と一転2ケタ増益の見通し。
下方修正受けて売りが優勢となっていたこともあり、本日は見直しの動きが進む展開に。
ソフトウェアや業績不振な子会社などに係る費用を削減していく計画。
ブロッコリー (T:2706):1905円(+335円)急騰。
20年2月期の営業利益を従来予想の7.00億円から4.00億円(前期実績8.09億円)に下方修正する一方、21年2月期の営業利益予想を9.00億円と発表している。
20年2月期はゲームアプリで損失が継続したが、21年2月期は新規コンテンツを積極的に推進する。
20年2月期の年間配当は従来予想の24.00円から26.00円(前期実績26.00円)に増額修正する。
また、株主優待として限定オリジナルグッズなどを贈呈する。
ミサワ (T:3169):774円(+100円)ストップ高。
前日に20年1月期の業績上方修正を発表している。
営業利益は従来予想の5.8億円から8.2億円にまで引き上げ、前期比では倍増の水準となる。
既存の人気シリーズの販売が引き続き堅調に推移したほか、新商品ソファの販売も順調に立ち上がっているもよう。
プロパー商材の売上堅調による粗利率の改善も後押し。
懸念された消費増税のネガティブ影響も限定的となっているようだ。
澤田HD (T:8699):1050円(+40円)大幅に3日続伸。
META Capitalが設立した投資事業有限責任組合がTOB(株式公開買い付け)を開始すると発表し、買い材料視されている。
TOB価格は1株につき1050円、TOB期間は20日から3月19日まで。
ただ、沢田ホールディングスはTOBに対して「十分な検討期間が取れず結論を出すに至っていない」として賛否を表明していない。
今後、関連情報を精査した上で見解を公表する予定という。
ダイトウボウ (T:3202):226円(-2円)続落。
ウイルス対策関連として人気化してきた中小型株は総じて軟化する展開になっている。
18日には、中国での新型コロナウイルスから回復した患者数が、初めて新たな感染者数を上回ったなどとも伝わり、感染拡大ペースの鈍化が意識される状況となっているようだ。
リスクオン地合いから景気敏感株のリバウンドに資金もシフト、同社をはじめ関連株には処分売りの動きが強まっている。
前田道 (T:1883):3495円(-215円)大幅反落。
総額530億円の大規模な特別配当を実施する案を取締役会に提案したと報じられている。
従来計画の配当総額は約85億円で、その6倍程度の規模になる。
前田建設 (T:1824)からの敵対的TOBに対する対抗策としての位置づけであるもよう。
資金の流出による純資産の減少で、TOBが撤回される可能性があるようだ。
株価はTOB価格の3950円にサヤ寄せする動きとなっていたが、TOB撤回による反動安を想定する動きが先行。
ヒーハイスト (T:6433):317円(+29円)大幅に続伸。
17万株(約0.49億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。
発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.69%。
19日終値(288円)で20日朝方の立会外取引(ToSTNeT-3)で買い付けを委託する。
資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが狙い。
19年11月6日に昨年来高値(516円)を付けてから、株価が軟調に推移していたことも買いやすさにつながっているようだ。