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注目銘柄ダイジェスト(前場):ウシオ電、すららネット、ソフトバンクGなど

発行済 2020-03-30 12:06
更新済 2020-03-30 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):ウシオ電、すららネット、ソフトバンクGなど
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JFE (T:5411):784円(+3円)プラス転換。

先週末に業績修正、並びに設備休止を含む構造改革を公表した。

20年3月期純利益は従来予想の130億円の黒字から1900億円の赤字に下方修正、東日本製鉄所での減損計上などが背景で、事業利益は従来計画を据え置き。

なお、構造改革は先に一部で報じられていたが、収益改善効果は600億円程度を見込んでいるもよう。

なお、新型ウイルスの影響による需要の大幅な落ち込み表面化は4月以降とみているようだ。

ウシオ電 (T:6925):1033円(-144円)急落。

先週末に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来の100億円から60億円に減額、一転して減益となる見通し。

全世界でテーマパークや映画館の閉鎖及び各種イベント中止が発表され、シネマプロジェクター用クセノンランプや映像装置の事業環境が大幅に悪化しているもよう。

一部売上案件の来期への先送りなど、露光用UVランプや光学装置の事業環境も悪化。

想定以上の下方修正との見方が先行する。

ソニー (T:6758):6412円(-276円)大幅反落。

新型コロナウイルス感染拡大の影響について先週末に公表。

業績への影響に関しては、第3四半期決算時に営業利益見通しを8400億円から8800億円に上方修正したが、当時指摘していたリスクの顕在化によって、上方修正分が打ち消される公算としている。

また、手続に遅延が生じ、現在の予定通りのタイミングでは決算発表できない可能性ともしている。

大きなインパクトはないが、地合い悪化も加わってやや不透明感が優勢となる形にも。

ソフトバンクG (T:9984):3608円(-279円)急落。

同社の有力投資先の一つであり、衛星通信を手掛けている英ワンウェブが経営破綻したと伝わっている。

新型コロナウイルス感染拡大の影響による金融市場の混乱で、資金調達が滞ったことが背景とされている。

同社は累計で約2000億円を投資し、持分法適用会社としているようだ。

今後も株式市場を中心に混乱が続けば、他の投資先企業にも幅広く影響が強まり、ファンドの収益低下につながるとの懸念も。

《US》すららネット (T:3998):4685円(+380円)大幅に反発。

19年12月期末に財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備が解消したと発表している。

すららネットは19年3月28日付の内部統制報告書で、18年12月期末の財務報告に係る内部統制は有効でないことを開示していた。

また、株価が2月26日に直近高値(7480円)を付けた後、3月13日には3410円まで下落した後は下げ渋っており、底打ち感が出ていることも買いやすさにつながっているようだ。

高橋ウォール (T:1994):432円( - )一時443円まで大幅反発。

上限10万株(0.60億円)の自社株買いを実施すると発表している。

発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.14%。

取得期間は4月1日から9月30日まで。

経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行をすることが目的。

自社株取得に加え、13日に昨年来安値(382円)を付けた後、株価が下げ止まっていることも買い安心感につながっているようだ。

なお、株価は朝高後、値を消している。

NexTone (T:7094):2018円公開価格(1700円)を2.4%下回る1660円で初値を付けた。

会社設立は00年9月29日。

著作権等管理、デジタルコンテンツディストリビューション、キャスティング・コンサルティングなどが主な事業。

20年3月期の営業利益予想は前期比53.2%増の2.79億円。

ストリーミング配信許諾の促進や投稿型映像配信サービスで、原盤使用料の増加を見込む。

第3四半期累計の実績は2.52億円で、進捗率は90.3%。

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