先週末5月29日の米国市場ではNYダウが17.53ドル安の25383.11と緩んだが、ナスダック総合指数は120.88pt高の9489.87、シカゴ日経225先物は大阪日中比140円高の21950円と堅調だった。
週明け6月1日早朝の為替は1ドル=107円70-80銭(先週末大引け時は107.11円付近)。
本日の東京市場では、米ナスダック高や円相場の軟化を手掛かりにソフトバンクG (T:9984)や任天堂 (T:7974)への買いが予想され、前週後半のバリュー株買いの流れを引き継ぐ形で三菱UFJ (T:8306)や三井住友 (T:8316)など大手銀行株も堅調となりそうだ。
ただ、反政府活動を取り締まる中国国家安定法の香港適用をめぐって米中対立が先鋭化しており、貿易摩擦再燃への警戒感から全体としての上値は重そうだ。
新興市場では先週末にマザーズ指数の年初来高値更新で地合いは強気に傾いており、週明けで市場に復帰する短期投資マネーによるアンジェス (T:4563)、テラ (T:2191)など新型コロナ関連株の商いが見込まれる。
その他では、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたアダストリア (T:2685)、飯田GHD (T:3291)、コスモス薬品 (T:3349)、太陽HD (T:4626)、ダイヘン (T:6622)、日本マイクロニクス (T:6871)、村田製 (T:6981)、東海理化 (T:6995)、アイシン精 (T:7259)などに注目。