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注目銘柄ダイジェスト(前場):ヤマハ発、博展、神田通機など

発行済 2020-11-10 12:12
更新済 2020-11-10 12:21
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):ヤマハ発、博展、神田通機など

ヤマハ発 (T:7272):1926円(+365円)大幅続伸。

前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は564億円で前年同期比43.6%の大幅減益だが、4-6月期63億円の赤字に対して7-9月期は373億円の黒字へと急改善している。

新興国二輪やマリン事業の上振れを映して、通期予想は従来の200億円から700億円にまで大幅増額修正、市場コンセンサスは300億円程度であったため、想定以上のペースでの収益回復にはサプライズが大きいようだ。

ツインバード (T:6897):1018円 カ( - )ストップ高買い気配。

米ファイザーでは、開発中の新型コロナワクチンの臨床試験について、「90%を超える予防効果がある」とする暫定的な結果を発表している。

今後のワクチン供給本格化への期待が一気に高まる状況ともなっている。

つれて、同社が展開するワクチン輸送・保管用の保冷庫の販売急拡大なども顕在化するタイミングが近づいたとの見方につながっているようだ。

今仙電機 (T:7266):759円 カ( - )ストップ高買い気配。

TSテックがTOB実施、並びに第三者割当増資の引き受けを発表している。

同社の持分法化を狙ったものであり、TOB、増資後も同社の上場は維持の見通し。

TOBによる買付予定数の上限は520万9500株で発行済み株式数の25.00%、TOB価格は930円とされている。

前日終値からのアップ率は41.1%であり、全株が買い付けられるわけではないものの、ひとまずはサヤ寄せを目指す動きが優勢となっている。

進学会HD (T:9760):426円(+3円)朝高後、値を消す。

前日に上半期の決算を発表、営業損益は5.8億円の赤字で、前年同期比7億円の損益悪化となっている。

従来計画の0.5億円の黒字を下回ったが、第1四半期14.8億円の赤字からは改善する形に。

一方、通期予想は従来の1.5億円から11億円にまで上方修正、大幅な経費削減や資金運用事業の売上増などによる収益性の改善を背景としている。

想定外の収益急改善がポジティブなインパクトにつながっている。

博展 (T:2173):402円(+41円)大幅に反発。

21年3月期の純損益を従来予想の2.56億円の赤字から2.00億円の赤字(前期実績4.09億円の黒字)に上方修正している。

雇用調整助成金や固定資産売却益を計上するため。

営業損益予想は4.00億円の赤字で据え置いた。

第2四半期累計(20年4-9月)の営業損益は7.72億円の赤字(前年同期は1.55億円の黒字)。

米ファイザーのワクチン開発進展でコロナ禍の影響が払拭されるとの期待も買いを後押ししているようだ。

関西みらいフィナンシ (T:7321):485円 カ( - )ストップ高買い気配。

親会社のりそなHDが同社を完全子会社する方針を固めたと報じられている。

月内にTOBを開始し、りそなHD株を割り当てる株式交換も実施するようだ。

約24%を保有する三井住友FGも株式放出に応じる見通しであり、来年3月末には上場廃止となる見通し。

TOB価格や株式交換比率などは不明であるが、相応のプレミアムの付与を期待する動きが優勢に。

リボミック (T:4591):399円(+8円)大幅に続伸。

東京大学医科学研究所アジア感染症研究拠点と進めている新型コロナウイルスに対する阻害性アプタマーの細胞レベルでのウイルス感染試験で、阻害効果を確認したと発表している。

今後、生ウイルスを用いた細胞レベルでの感染・増殖試験を行い、アプタマーの阻害効果の詳細な解析や動物試験に向けた体内安定性の向上などを図り、化合物の創出を進めるとしている。

神田通機 (T:1992):1042円(+95円)一時ストップ高。

21年3月期の営業利益を従来予想の0.55億円の黒字から2.80億円の黒字(前期実績2.34億円の黒字)に上方修正している。

付加価値の高い保守工事・保守料の売上が予想より多く、第2四半期累計(20年4-9月)の営業利益が会社計画(0.95億円の赤字)を上回る1.96億円の黒字で着地したことを勘案した。

年間配当は従来予想の10.00円から20.00円(前期実績20.00円)に増額修正している。

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