午後3時のドルは104円後半、3週間ぶり高値から反落

Reuters

発行済 2020年11月10日 15:42

[東京 10日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル (EUR=)  ユーロ/円 (EURJPY=)

午後3時現在 104.95/97 1.1832/36 124.19/23

午前9時現在 105.13/15 1.1823/27 124.32/36

NY午後5時 105.36/39 1.1813/16 124.45/49

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から円高の104円後半。新型コロナワクチンに対する市場の期待感は一服となり、前日海外でつけた3週間ぶり高値から反落した。

東京市場のドルはじり安。朝方の105.37円を高値に、昼過ぎには104.82円まで反落した。その後105円台へ値を戻す場面もあったが、日経平均が前日比マイナス圏へ反落する場面もあり、円売りは続かなかった。

市場では「良いニュースであることに疑いはないが、安全性の確保や供給体制の構築など、まだ超えなければならないハードルは多い。その間に感染がさらに広がれば、もう一段の都市封鎖が経済をさらに下押しするリスクもある」(外銀)との声が出ていた。

前日海外では、米ファイザー (N:PFE)と独ビオンテック (O:BNTX)が共同開発するワクチンの臨床試験(治験)で、感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表。各国株価が急騰するとともに円が売られ、ドルは105.64円まで急上昇。3週間ぶり高値を更新した。[nL4N2HV3XP]

円は前日の全面安から一転、他通貨に対しても反発。豪ドルは76円半ば、ユーロは124円前半と、ともに海外でつけた2カ月ぶり高値から反落した。