今日の為替市場ポイント:米金利見通しを巡って円売り抑制の可能性も

Fisco

発行済 2020年12月16日 08:44

更新済 2020年12月16日 09:01

今日の為替市場ポイント:米金利見通しを巡って円売り抑制の可能性も

15日のドル・円は、東京市場では103円99銭から104円15銭まで反発。

欧米市場では、104円13銭まで買われた後、103円61銭まで反落し、103円65銭で取引終了。

本日16日のドル・円は、主に103円台で推移か。

米国金利の先高観は台頭していないことから、リスク選好的な円売りは引き続き抑制される可能性がある。

今回開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、金融政策の現状維持が決まる見込みだが、市場参加者の間ではFOMCスタッフが公表する経済、金利見通しに対する関心が高いようだ。

新型コロナウイルス感染症予防に有効とされるワクチン接種が一部で始まっているが、ワクチン接種の拡大が経済に与える影響を現時点で見極めることは難しいため、市場参加者の間からは「ワクチン接種はFOMCの経済、金利見通しには反映されないだろう」との声が聞かれている。

ただ、「米連邦準備制度理事会(FRB)のガイダンスは、インフレや雇用拡大について、より明確になる」との見方も出ている。

実質ゼロ金利政策は2023年末まで維持されるとの見通しは変わらないと想定されているが、マイナス金利が導入されることもないとみられており、FOMCの経済、金利見通しがドル売り材料になるとは限らない。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存