Reuters
発行済 2021年05月22日 06:12
[ニューヨーク 21日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨バスケットに対し上昇。堅調な米製造業指標が追い風となった。しかし、米連邦準備理事会(FRB)による緩和縮小(テーパリング)を巡る懸念が和らぐ中、週間では下落する見通し。
IHSマークイットが公表した5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は61.5と、同統計が製造業全体をカバーするために改定された2009年10月以降で最高となった。
ドル指数は0.222%高の89.993。一時、4カ月ぶり安値に沈む場面もあった。週間では0.4%安となる見通し。
スコシアバンクのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は、FRBが緩和解除を急ぐことに懐疑的な見方を示し、「米債利回りの動き(上昇)は抑制され、ドルは引き続き弱含むだろう」と述べた。
一方、キャピタル・エコノミクスの市場エコノミスト、シモーナ・ギャンバリーニ氏は、最近発表の米指標が欧州発の指標に比べ堅調な内容となっていることを指摘。「米経済は今後数年、ユーロ圏経済よりも速いペースで拡大する見通し」とし、ユーロが対ドルで下落すると予想した。
ユーロ/ドルは小幅安。5月のドイツ、フランスのPMI速報値はともに底堅い内容となったものの、ユーロを支えるには至らなかった。
英ポンド/ドルは0.2%安。力強い英景気回復見通しから、週間では3週連続で上昇する見通し。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは11.5%安の3万5952.05ドル。イーサも14.3%下落した。中国の金融安定発展委員会が金融リスク防止・管理に向け、ビットコインのマイニングや取引を取り締まる方針を表明したことが嫌気された。
が書いた: Reuters
金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。