個別銘柄戦略:アリアケやトヨタなどに注目

12日の米国市場ではNYダウが117.72ドル安の34378.34、ナスダック総合指数が20.28pt安の14465.93、シカゴ日経225先物が大阪日中比70円高の28160円。
13日早朝の為替は1ドル＝113.50-60円（昨日午後3時は113.31円）。
本日の東京市場ではインフレ懸念や金利先高観がくすぶる中、今晩の9月米消費者物価指数（CPI）の発表を前に、村田製<
6981>、イビデン (T:4062)、ソニーG (T:6758)、エムスリー (T:2413)などのハイテク株やグロース株が軟調な展開となりそうだ。
また、国際通貨基金（IMF）の世界経済見通しの引き下げを受けてキーエンス (T:6861)、ファナック (T:6954)、信越化学 (T:4063)、三井物産 (T:8031)などの景気敏感株もさえない動きとなろう。
そのほか、来年のDRAM価格の下落観測を背景に米フィラデルフィア半導体（SOX指数）が1.34％安と大幅に下落しており、東エレク (T:8035)やレーザーテック (T:6920)などの半導体関連株も下落を強いられそうだ。

一方、1ドル＝113円台後半まで進展した円安を背景にトヨタ (T:7203)などの輸出関連株は相対的に堅調が予想される。
そのほか、昨日大引け後に好決算を発表したタマホーム (T:1419)、SHIFT (T:3697)、東宝 (T:9602)などの反応に注目したい。
強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたアリアケ (T:2815)、リクルートHD (T:6098)、エプソン (T:6724)、トヨタ (T:7203)、SBI (T:8473)、ニトリHD (T:9843)などにも注目。