NY為替:中国不動産市場の悪化などを懸念して円買い優勢

Fisco

発行済 2021年10月22日 06:43

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円21銭から113円65銭まで下落し、114円01銭で引けた。
巨額の負債を抱える中国の不動産大手「恒大集団」の債務不履行懸念や、原油高などを背景とした世界経済の回復停滞懸念などにリスク回避の円買いが優勢となった。
高インフレの長期化を警戒した金利上昇に伴うドル買いが下支えとなった。


ユーロ・ドルは1.1652ドルから1.1620ドルまで下落して1.1622ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)がインフレは一時的とのハト派姿勢を当面維持するとの見方がユーロ売り圧力となった。
ユーロ・円は132円92銭から132円26銭まで下落。
ポンド・ドルは1.3824ドルから1.3776ドルまで下落した。
英国の新型コロナ感染状況が再び悪化しているため、景気回復が損なわれるとの懸念でポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは0.9171フランまで下落後、0.9190 フランまで上昇した。


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