12月14日のNY為替概況

Fisco

発行済 2021年12月15日 05:19

更新済 2021年12月15日 05:30

 14日のニューヨーク外為市場でドル・円は113円43銭まで下落後、113円75銭まで上昇し、引けた。
米11月生産者物価指数(PPI)が前年比で過去最大の伸びを記録したため、連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和縮小ペースの加速を正当化するとの見方が強まり、金利上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。


  
ユーロ・ドルは1.1316ドルから1.1257ドルまで下落し、引けた。
欧州中央銀行(ECB)が2023年、2024年にインフレは2%を割り込むと見ていることが明らかになり、ユーロ売りが優勢となった。




  
ユーロ・円は128円50銭から128円00銭まで下落。
リスク回避の円買いが優勢となった。


 
ポンド・ドルは1.3256ドルから1.3220ドルまで下落。
英国の11月失業率は低下しパンデミックで経済が封鎖される前の水準を回復。
10月の賃金も予想以上の伸びとなりポンド買いを支援。
しかし、国際通貨基金(IMF)がブレグジットやオミクロン変異株で英国の国内総生産(GDP)成長が弱まるとの見解を示すとポンドの売り戻しが強まった。


ドル・スイスは0.9200フランから0.9244フランまで上昇した。








【経済指標】・米・11月生産者物価指数(PPI):前月比+0.8%(予想:+0.5%、10月:+0.6%)・米・11月生産者物価コア指数:前月比+0.7%(予想:+0.4%、10月:+0.4%)・米・11月生産者物価指数:前年比+9.6%(予想:+9.2%、10月:+8.8%←+8.6%)・米・11月生産者物価コア指数:前年比+7.7%(予想:+7.2%、10月:+7.0%←+6.8%)
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