欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米金利高ならドル買い継続も

Fisco

発行済 2022年01月19日 17:25

19日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い動きを予想する。
ウクライナ情勢の不透明感などで、株安を手がかりとした円買いが先行の見通し。
一方で、米引き締め観測で長期金利の上昇基調が継続しており、ドルは下げづらい展開となりそうだ。


ロシアによるウクライナ国境付近への部隊投入で緊張が高まるなか、米バイデン政権は危機感を表明。
前日の取引で地政学リスクによる欧米株安で安全通貨買いに振れ、ユーロ・ドルは1.1310ドル台に、ドル・円は114円半ばにそれぞれ値を下げた。
本日アジア市場で米10年債利回りは上昇基調を維持し、下げづらい。
一方、日経平均株価の大幅続落などで株安を嫌気した円買いが優勢となり、ドルの上昇を抑制する。


この後の海外市場では、引き続き米国の金利や株価が材料視される。
前週末に発表された米国の小売売上高や前日のNY連銀製造業景気指数は想定外に低調な内容となり、回復一服が意識されやすい。
地政学リスクを警戒した欧米株安なら円買いが見込まれ、主要通貨を下押し。
半面、来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向け引き締め加速への思惑は続くとみられ、金利高・ドル高の流れならドル・円は114円台を維持しそうだ。


【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南ア・12月消費者物価指数(前年比予想:+5.7%、11月:+5.5%)
・18:00 ユーロ圏・11月経常収支(10月:+181億ユーロ)
・22:30 米・12月住宅着工件数(予想:165.0万戸、11月:167.9万戸)
・22:30 米・12月住宅建設許可件数(予想:170.0万戸、11月:171.7万戸)
・22:30 カナダ・12月消費者物価指数(前年比予想:+4.8%、11月:+4.7%)


アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存