NY為替:米長期金利伸び悩みでドル売り優勢

Fisco

発行済 2022年01月20日 07:04

更新済 2022年01月20日 07:15

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円55銭から114円21銭まで下落し、114円32銭で引けた。
10年債利回りの上昇は一服したことから、ドル売りが優勢となった。
この日行われた20年国債入札は好調な結果となったこと、米国株安を意識して長期債利回りの下げ幅は一時拡大したことから、ドルは一段安となった。


ユーロ・ドルは1.1334ドルから1.1357ドルまで上昇し、1.1343ドルで引けた。
ドイツ連邦債の10年物の利回りが2019年以降初めてプラスに回復し、ユーロの買い戻しが優勢となった。
ユーロ・円は129円93銭から129円59銭まで下落。
ポンド・ドルは1.3649ドルから1.3612ドルまで下げた。
英国のインフレ率が30年ぶりの高水準となったため、2月の利上げ観測が強まった。
また、ジョンソン首相はコロナ規制をほぼ撤廃し、景気回復への期待が浮上したが、ポンドは伸び悩んだ。
ドル・スイスは0.9145フランまで下落後、0.9170フランまで上昇した。


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