注目銘柄ダイジェスト(前場):クレオ、日ハム、エムスリーなど

Fisco

発行済 2022年02月03日 11:56

日ハム (T:2282):4030円(-425円)
大幅反落。
前日は第3四半期決算発表を受けて、その後買い優勢の展開となっていたが、本日は一転して売りが優勢の展開に。
10-12月期事業利益は199億円で前年同期比9.6%減益、市場予想を上回る着地で通期計画の上振れ期待が先行した。
ただ、食肉事業を中心とした来期業績の不透明感などが本日の売り材料とされているもよう。
会社側では、中期計画で示していた来期事業利益520億円の達成は厳しいとコメントしているようだ。



日立 (T:6501):5931円(-120円)
大幅反落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期調整後営業利益は1744億円で前年同期比28.1%増益となったが、一過性利益計上を考慮すると市場予想をやや弱含んでいる。
他社と同様に部材価格高騰のマイナス影響が響いているもよう。
通期計画の7230億円、前期比46.0%増は据え置かれたが、未達懸念はやや強まる状況にもなっているようだ。
23年3月期目標として従来示されてきた連結調整後営業利益率10%は実質圧縮の形にも。



エムスリー (T:2413):4076円(-430円)
大幅反落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は227億円で前年同期比22.4%増益、市場予想をやや上回ったが、譲渡益計上などの特殊要因を除けば、ほぼ想定線のようだ。
一方、主力のメディカルプラットフォーム事業の売上・利益成長は鈍化しており、ネガティブに捉える動きが優勢となっている。
来期業績に対する不透明感などは、引き続き払しょくし切れない状況のようだ。



パナソニック (T:6752):1188.5円(-86.5円)
大幅反落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は729億円で前年同期比44.0%減益となり、市場予想を300億円程度下回る着地に。
通期予想は3700億円、前期比43.1%増を据え置いているが、調整後営業利益は4000億円から3650億円に下方修正。
200億円程度の一過性要因もあるようだが、部材不足や原材料費上昇の影響が強まっているもよう。
短期的な下振れ決算をネガティブ視する動きが優勢に。



ソニーG (T:6758):12505円(-895円)
大幅反落。
前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は4652億円で前年同期比32.2%増益となり、市場予想を1000億円程度上振れ。
通期計画も従来の1兆400億円から1兆2000億円、前期比25.6%増に上方修正、1兆1000億円程度のコンセンサスも上振れ。
700億円程度の一過性要因も含めて、映画事業が想定を大きく上回る形に。
ただ、買収関連費用の計上などが来期業績の抑制要因との見方もあり、目先の出尽くし感が先行へ。



クレオ (T:9698):876円(-120円)
昨年来安値。
22年3月期第3四半期累計(21年4-12月)の営業利益を5.80億円(収益認識に関する会計基準適用前の前年同期実績は6.31億円)と発表している。
人事給与ソリューションを中心とするソリューションサービスが一部不採算プロジェクトの影響で落ち込んだ。
一方、受託開発事業やシステム運用・サービス事業は堅調だった。
通期予想は12.60億円で据え置いた。
進捗率は46.0%にとどまっており、計画未達懸念から売り優勢となっている。



カルナバイオ (T:4572):999円(+15円)
大幅に続伸。
米医薬品開発企業のブリッケル・バイオテックとの間で、カルナバイオサイエンスが創製したSTINGアンタゴニストに関するライセンス契約を締結したと発表している。
STING経路からの過剰なシグナル伝達は、全身性エリトマトーデスやリウマチなどの自己免疫疾患を引き起こすことが知られている。
カルナバイオサイエンスはブリッケルから契約一時金約2.20億円を受領するほか、最大約283億円のマイルストーンや売上高に応じたロイヤリティを受け取る。



ユミルリンク (T:4372):1300円(+121円)
大幅に4日続伸。
21年12月期の営業利益を従来予想の3.50億円から4.14億円(前期実績3.22億円)に上方修正している。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う企業のオンライン化推進などを背景にオンラインマーケティングツールに対する需要が拡大し、SMS利用顧客の用途が拡大したことから配信数が増加したため。
第3四半期累計(21年1-9月)時点では2.88億円だったことから、第4四半期の大幅な利益の伸びがポジティブ視されているようだ。
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