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新興市場見通し:需給改善の印象も波乱の芽残る、22年IPOは厳しい出足

発行済 2022-02-05 15:34
更新済 2022-02-05 15:45
© Reuters.
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今週の新興市場では、日経平均や日経ジャスダック平均とともに、マザーズ指数も上昇した。
実に6週ぶりの上昇となる。
1月25〜26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過したことによる反動に、米連邦準備理事会(FRB)要人から3月の大幅利上げに消極的な発言が出てきたことも加わり、米長期金利が伸び悩み。
日米市場ともグロース(成長)株が買われる場面があり、新興株もその追い風を受けた。
ただ、2月3日には米メタ(旧フェイスブック)の急落を受けて売りが広がるなど、引き続き不安定感も拭えなかった。
なお、週間の騰落率は、日経平均が+2.7%であったのに対して、マザーズ指数は+5.8%、日経ジャスダック平均は+2.8%だった。


個別では、マザーズ時価総額上位のビジョナル (T:4194)が週間で10.1%高、フリー (T:4478)高が同13.9%高と大きく上昇。
前の週に決算発表した弁護士ドットコム (T:6027)が買い直されて同19.0%高、FRONTEO (T:2158)も復調期待からか同37.5%高となった。
売買代金上位ではEnjin (T:7370)などに買い。
また、Delta-Fly Pharma (T:4598)は肺がん向け開発薬の進捗を受け、週間のマザーズ上昇率トップとなった。
一方、メルカリ (T:4385)は同8.0%安。
第2四半期決算が赤字転換し、嫌気した売りが出た。
また、昨年12月上場のHYUGA PRIMARY CARE (T:7133)やGreen Earth Institute (T:9212)が下落率上位に顔を出した。
ジャスダック主力では東映アニメーション (T:4816)が同37.3%高と大きくリバウンド。
ウエストHD (T:1407)は業務提携を材料視した買いが入り、ビーマップ (T:4316)が週間のジャスダック上昇率トップとなった。
一方、田中化学研究所 (T:4080)は決算発表後に売りに押された。
IPOでは、2月3日にRecovery International (T:9214)、4日にセイファート (T:9213)が新規上場したが、ともに公開価格を下回る初値となった。
前の週までの新興株の不振が響き、2022年のIPOは異例の厳しい出足となった。


来週の新興市場では、持ち直しに期待がかかりそうなところだが、なお不安定化する可能性も残しているとみて取り組んでいきたい。
金利の先高観による債券から株式への資金シフトもあるのだろうが、株式市場全体として需給は改善してきているように見受けられる。
ただ、主要中央銀行のタカ派姿勢や米1月雇用統計の強い内容を受け、米長期金利は週末にかけて再び上昇。
グロース株にとって好環境とは言えず、2月10日発表の米1月消費者物価指数(CPI)も波乱要因となり得る。


来週は、2月7日にワークマン (T:7564)、8日にJTOWER (T:4485)、ハーモニック・ドライブ・システムズ (T:6324)、9日に日本マクドナルドHD (T:2702)、BASE (T:4477)、10日にGMOフィナンシャルゲート (T:4051)、そーせいグループ (T:4565)、アンビスHD (T:7071)などが決算発表を予定している。
一部証券会社の投資判断付与もあって賑わったヒュウガプラ(10日)など、昨年末にかけて上場し、初の決算発表を迎える企業も注目されそうだ。


IPO関連では、2月9日にライトワークス (T:4267)がマザーズへ新規上場する。
人材管理システムを手掛け、公開規模も比較的小さいが、Recoveryなどの結果を受けて警戒感が一段と広がる可能性はある。
なお、今週はセレコーポレーション(3月11日、東証2部)の新規上場が発表される一方、引き続き上場中止も出てきている。



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