2月14日のNY為替概況

Fisco

発行済 2022年02月15日 05:19

更新済 2022年02月15日 05:30

 14 日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円75銭まで上昇後、115円40銭まで反落し、引けた。

ウクライナ情勢を巡り、ロシアのラブロフ外相がプーチン大統領に西側諸国との対話継続を推奨し大統領も了承、外交的解決も選択肢となるとの期待にリスク回避の動きが後退した。
加えて、ブラード・セントルイス連銀総裁が7月まで1%ポイントの利上げが望ましいとのタカ派姿勢をインタビューで繰り返すと金利上昇に伴うドル買いが強まった。
その後、米国がウクライナ首都キエフの大使館を一時的にポーランド近くに移転させる計画を示すと、ロシアのウクライナ侵攻リスク上昇への警戒感に再び、リスク回避の円買いが強まったほか、金利の上昇に伴うドル買いも後退した。


ユーロ・ドルは1.1334ドルから1.1280ドルまで下落して、引けた。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が「ECBのいかなる政策修正も緩やかなペースで行う」とし、利上げを急がない姿勢を示したほか、露ウクライナの緊張が特に域内に影響するためユーロ売りが優勢となった。


ユーロ・円は130円85銭まで上昇後、130円20銭まで反落。

ポンド・ドルは1.3542ドルから1.3510ドルまで反落。


ドル・スイスは0.9245フランから0.9272フランまで上昇した。

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