NY外為:ドル買い一服、リセッション懸念も、米2年債と10年債の金利逆転で

Fisco

発行済 2022年04月02日 00:42

NY外為市場ではドル買いが一服した。
強い3月雇用統計を受けて、5月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利上げ観測が強まり、2年債と10年債利回りが逆転し、景気後退入り懸念を強めた。
さらに、ISM製造業が予想外に悪化したことが影響した。


朝方発表された雇用統計は失業率が予想以上に低下し、パンデミックにより経済が封鎖する20年2月来で最低となったほか、賃金も上昇したため5月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利上げを正当化するとの見方からドル買いが強まった。


ユーロ・ドルは1.106ドルから1.1028ドルまで下落し、3月29日来の安値を更新後、1.1035ドルで下げ止まった。
ポンド・ドルは1.3087ドルまで下落後、1.3108ドルへ戻した。
ドル・スイスは0.9280フランまで上昇後、0.9262フランへ反落。
ドル・円は123円手前で伸び悩んだ。



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