4月12日のNY為替概況

Fisco

発行済 2022年04月13日 04:05

更新済 2022年04月13日 04:15

 12日のニューヨーク外為市場でドル・円は125円60銭から124円77銭へ反落し引けた。


  
米労働省が発表した3月消費者物価指数(CPI)が前年比で40年ぶり最大の伸びを記録したが、連邦準備制度理事会(FRB)が特に注視しているコア指数は前月比で予想外に鈍化したほか、前年比ではやはり40年ぶり最大の伸びを記録も予想を下回ったためインフレがピークをつけたとの見方が広がり、金利低下に伴うドル売りが優勢となった。
その後、10年債入札が不調で金利が下げ止まり、また、食品やエネルギー価格は当面高止まりするとの見方から、ドル売りも限定的となった。


  


  
ユーロ・ドルは1.0903ドルまで上昇後、1.0821ドルまで反落し、引けた。
独4月ZEW景気期待指数が悪化したほか、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの交渉の行き詰まりに言及したため、激戦が継続し域内経済に悪影響を与えるとの懸念にユーロ売りが強まった。

ユーロ・円は136円44銭から135円54銭まで下落した。


 
ポンド・ドルは1.3054ドルまで上昇後、1.3005ドルまで下落した。


  
ドル・スイスは0.9330フランから0.9287フランまで下落した。

    [経済指標] ・米・3月消費者物価指数:前年比+8.5%(予想:+8.4%、2月:+7.9%)・米・3月消費者物価コア指数:前年比+6.5%(予想:+6.6%、2月:+6.4%)・米・3月消費者物価指数:前月比+1.2%(予想:+1.2%、2月:+0.8%)・米・3月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.5%、2月:+0.5%)・米・3月財政収支:-1927億ドル(予想:-1900億ドル、21年3月:-6596.03億ドル)

  
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