レノバ (TYO:9519):1798円(+282円)
大幅反発。
前日に22年3月期の決算を発表、営業利益は8.7億円で前期比81.0%減益、4月28日の修正値水準での着地に。
一方、23年3月期は87億円で同10倍の見通しとしている。
四日市ソーラーの一部権益譲渡益計上などもあるが、市場コンセンサスは20億円強上振れる水準となっており、ポジティブに捉える動きが先行のようだ。
建設中プロジェクトの順調な進捗が確認されていることも安心感に。
住友鉱 (TYO:5713):5019円(-201円)
大幅続落。
前日に22年3月期の決算を発表、税引前利益は3574億円で前期比2.9倍となり、従来予想の3140億円を超過。
年間配当金も従来計画の258円に対して301円と発表している。
一方、23年3月期税引前利益は1940億円で同45.7%の大幅減益見通しとし、年間配当金も大幅減配の175円計画としている。
市況前提などは保守的とみられるが、利益水準はコンセンサスを400億円程度下振れており、ネガティブな反応が先行へ。
日本製鉄 (TYO:5401):2064.5円(+126円)
大幅反発。
前日に22年3月期決算を発表、事業利益は9381億円で前期比8.5倍の水準となり、従来計画8000億円を大きく上振れる着地に。
年間配当金も従来の140円から160円に引き上げ。
23年3月期見通しは配当予想含めて非開示だが、JFEHDの予想非開示から警戒感は先行していたとみられる。
また、一過性要因を除いたベースでの事業利益6000億円以上目標(前期は6931億円)と掲げていることは安心感につながっているようだ。
ソニーG (TYO:6758):10770円(+270円)
反発。
前日に22年3月期の決算を発表、営業利益は1兆2023億円で前期比25.9%増益、市場想定線並みの着地になっている。
一方、23年3月期は1兆1600億円で同3.5%減益の見通しとしており、ややコンセンサスを下回る水準のもよう。
為替前提は123円/ドル、135円/ユーロとなっている。
ただ、自社ソフト開発費用やM&A関連費用などを計上していることもあり、ネガティブなインパクトも限定的のようだ。
任天堂 (TYO:7974):57610円(+1250円)
続伸。
前日に22年3月期の決算を発表、営業利益は5928億円で前期比7.5%減益、ほぼ市場想定線での着地に。
一方、23年3月期は5000億円で同15.6%減の見通し。
市場コンセンサスを1000億円超下回っており、マイナス視されているようだ。
ただ、発行済み株式数の0.85%に当たる水準の自社株買いのほか、1:10の株式分割実施を発表しており、買い材料視される展開に。
ヘリオス (TYO:4593):787円(+59円)
大幅に続伸。
国立がん研究センターと他家iPS細胞由来遺伝子編集NK(ナチュラルキラー)細胞(eNK細胞)を用いたがん免疫細胞療法に関する共同研究契約を締結したと発表している。
同センターが保有する患者腫瘍組織移植片(PDX)を用いてeNK細胞の抗腫瘍効果などの評価を行う。
21年に共同研究の成果として複数のがん種に由来するPDXでeNK細胞が認識する標的タンパクの発現を確認しており、その次のステップとなる。
イード (TYO:6038):803円(+33円)
年初来高値。
持分法適用関連会社の絵本ナビ(東京都新宿区)が既存株主に加え、新たに日本テレビホールディングス (TYO:9404)傘下の日本テレビ放送網、KADOKAWA (TYO:9468)、講談社、ポプラ社などを引受先として約11億円の第三者割当増資を実施したと発表している。
資金調達でプラットフォームのサービス機能開発やコンテンツの拡充を図り、アプリで絵本などが読める月額サブスク「絵本ナビプレミアム」を中心に事業規模を拡大する。
博展 (TYO:2173):560円(+16円)
年初来高値。
22年3月期の営業損益を従来予想の4.00億円の黒字から5.32億円の黒字(前期実績5.87億円の赤字)に上方修正している。
受注納品活動が予想以上に進捗し、プロジェクト利益率も向上する見通しとなったため。
併せて期末配当を従来予想の5.00円から10.00円(前期末実績は無配)に増額修正した。
年間配当も同額となる。
上方修正が投資家から素直に好感され、買いが集まっているようだ。
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