18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:経済活動の正常化の動きが広がるなか海外勢の資金流入もようやく本格化してくる可能性
■ニチレイ、22/3営業利益 4.7%減 314億円、23/3予想 0.3%増 315億円
■前場の注目材料:東洋紡、PET重合触媒拡大、30年10倍超、リサイクルニーズ追い風
■経済活動の正常化の動きが広がるなか海外勢の資金流入もようやく本格化してくる可能性
18日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後はこう着ながらも底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。
17日の米国市場はNYダウが431ドル高だった。
中国・上海市の都市封鎖解除への期待のほか、朝方発表された4月の小売売上高、さらに欧州の良好な経済指標を受けて世界経済の成長減速懸念が後退した。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントでインフレが低下するまで取り組みを継続することを公約。
0.5%の利上げも選択肢になると発言し金利が上昇する局面から軟化する場面も見られたが、イベント終了とともに買いの動きが再燃する展開だった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の26825円。
円相場は1ドル129円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。
日経225先物はナイトセッションで上値抵抗線として意識されていた25日、75日線を上回ってきており、日経平均についてもインデックスに絡んだ商いを中心に、同線が位置する26800円水準を窺う動きが見込まれよう。
同水準では強弱感が対立しやすいと考えられるが、米国では金利上昇の局面においてもハイテク株を買い直す動きを見せてきており、足元の急速な下落に対するリバウンド機運が高まっているようだ。
VIX指数は26.10に低下し、75日線を下回ってきているため、戻り待ちのショートを強めてくる動きを手掛けづらくさせる一方で、ショートカバーのほか、押し目待ち狙いの買い方にとっても水準を切り上げてくる動きに向わせよう。
日米金利差を狙った海外勢の資金流入もようやく本格化してくる動きが意識されやすく、出遅れ感の強いハイテク株などの上昇が期待される。
先高観が次第に意識されてくるなか、先回り的に先物への資金流入が強まりやすく、裁定買いの形で現物株へも波及する展開。
また、中国のロックダウン解除のなか、国内においてもインバウンド再開が意識されてきた。
OLC (TYO:4661)はインバウンド再開を見据えて少人数旅行を手がけるotomoに出資したと報じられている。
経済活動の正常化の動きが広がるなか、幅広いセクターへの物色に繋がる可能性に期待したいところだ。
また、相対的に出遅れ感が強まっている中小型株についても次第に出遅れ修正の動きを見せてくることになろう。
マザーズ指数は依然としてボトム圏での推移を継続しており、リバウンド機運は高まりづらいものの、同様に年初来安値圏で推移しているメルカリ (TYO:4385)辺りが25日線水準を捉えてくる動きを見せられれば、中小型株へも修正リバウンドの動きが強まることが期待されそうだ。
■ニチレイ、22/3営業利益 4.7%減 314億円、23/3予想 0.3%増 315億円
ニチレイ (TYO:2871)が発表した2022年3月期業績は、売上高が前期比5.2%増の6026.96億円、営業利益は同4.7%減の314.10億円だった。
23年3月期業績は、売上高が2.5%増の6180億円、営業利益は0.3%増の315億円を計画。
コンセンサス(342億円程度)に届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26659.75、+112.70)
・NYダウは上昇(32654.59、+431.17)
・ナスダック総合指数は上昇(11984.52、+321.73)
・シカゴ日経先物は上昇(26825、大阪比+195)
・1ドル=129.40-50円
・SOX指数は上昇(3066.50、+146.44)
・VIX指数は低下(26.10、-1.37)
・米国景気の拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東洋紡 (TYO:3101)PET重合触媒拡大、30年10倍超、リサイクルニーズ追い風
・ルネサス (TYO:6723)甲府を再稼働、900億円投じパワー半導体生産
・リコー (TYO:7752)米eSciを子会社化、mRNA活用した創薬支援拡大
・富士通 (TYO:6702)理研と次世代IT創薬研究、スパコン「富岳」活用
・長瀬産業 (TYO:8012)長瀬産業など食品用バリアー包装材開発
・デンソー (TYO:6902)オープンイノベーション、地域情報発信・QRコードで新事業
・日本精機 (TYO:7287)ポーランドの新工場でHUD量産、独BMWグループ向け
・ACSL (TYO:6232)米に小型空撮ドローン投入、電力などインフラ点検向け
・山善 (TYO:8051)中計投資枠、3年間で400億円、物流整備・DX推進
・IHI (TYO:7013)NOx排出抑制、アンモニア専焼試験に成功
・三菱電機 (TYO:6503)宇宙で人工衛星アンテナ製造、3Dプリンター活用、太陽光で樹脂硬化
・ミライトHD (TYO:1417)新中計、27年3月期に売上高7200億円、「街づくり」事業強化
・信越ポリマー (TYO:7970)半導体ウエハー容器の生産能力2割増強、糸魚川工場を拡張
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>
■株式見通し:経済活動の正常化の動きが広がるなか海外勢の資金流入もようやく本格化してくる可能性
■ニチレイ、22/3営業利益 4.7%減 314億円、23/3予想 0.3%増 315億円
■前場の注目材料:東洋紡、PET重合触媒拡大、30年10倍超、リサイクルニーズ追い風
■経済活動の正常化の動きが広がるなか海外勢の資金流入もようやく本格化してくる可能性
18日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後はこう着ながらも底堅さが意識されやすい相場展開になりそうだ。
17日の米国市場はNYダウが431ドル高だった。
中国・上海市の都市封鎖解除への期待のほか、朝方発表された4月の小売売上高、さらに欧州の良好な経済指標を受けて世界経済の成長減速懸念が後退した。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントでインフレが低下するまで取り組みを継続することを公約。
0.5%の利上げも選択肢になると発言し金利が上昇する局面から軟化する場面も見られたが、イベント終了とともに買いの動きが再燃する展開だった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の26825円。
円相場は1ドル129円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。
日経225先物はナイトセッションで上値抵抗線として意識されていた25日、75日線を上回ってきており、日経平均についてもインデックスに絡んだ商いを中心に、同線が位置する26800円水準を窺う動きが見込まれよう。
同水準では強弱感が対立しやすいと考えられるが、米国では金利上昇の局面においてもハイテク株を買い直す動きを見せてきており、足元の急速な下落に対するリバウンド機運が高まっているようだ。
VIX指数は26.10に低下し、75日線を下回ってきているため、戻り待ちのショートを強めてくる動きを手掛けづらくさせる一方で、ショートカバーのほか、押し目待ち狙いの買い方にとっても水準を切り上げてくる動きに向わせよう。
日米金利差を狙った海外勢の資金流入もようやく本格化してくる動きが意識されやすく、出遅れ感の強いハイテク株などの上昇が期待される。
先高観が次第に意識されてくるなか、先回り的に先物への資金流入が強まりやすく、裁定買いの形で現物株へも波及する展開。
また、中国のロックダウン解除のなか、国内においてもインバウンド再開が意識されてきた。
OLC (TYO:4661)はインバウンド再開を見据えて少人数旅行を手がけるotomoに出資したと報じられている。
経済活動の正常化の動きが広がるなか、幅広いセクターへの物色に繋がる可能性に期待したいところだ。
また、相対的に出遅れ感が強まっている中小型株についても次第に出遅れ修正の動きを見せてくることになろう。
マザーズ指数は依然としてボトム圏での推移を継続しており、リバウンド機運は高まりづらいものの、同様に年初来安値圏で推移しているメルカリ (TYO:4385)辺りが25日線水準を捉えてくる動きを見せられれば、中小型株へも修正リバウンドの動きが強まることが期待されそうだ。
■ニチレイ、22/3営業利益 4.7%減 314億円、23/3予想 0.3%増 315億円
ニチレイ (TYO:2871)が発表した2022年3月期業績は、売上高が前期比5.2%増の6026.96億円、営業利益は同4.7%減の314.10億円だった。
23年3月期業績は、売上高が2.5%増の6180億円、営業利益は0.3%増の315億円を計画。
コンセンサス(342億円程度)に届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26659.75、+112.70)
・NYダウは上昇(32654.59、+431.17)
・ナスダック総合指数は上昇(11984.52、+321.73)
・シカゴ日経先物は上昇(26825、大阪比+195)
・1ドル=129.40-50円
・SOX指数は上昇(3066.50、+146.44)
・VIX指数は低下(26.10、-1.37)
・米国景気の拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東洋紡 (TYO:3101)PET重合触媒拡大、30年10倍超、リサイクルニーズ追い風
・ルネサス (TYO:6723)甲府を再稼働、900億円投じパワー半導体生産
・リコー (TYO:7752)米eSciを子会社化、mRNA活用した創薬支援拡大
・富士通 (TYO:6702)理研と次世代IT創薬研究、スパコン「富岳」活用
・長瀬産業 (TYO:8012)長瀬産業など食品用バリアー包装材開発
・デンソー (TYO:6902)オープンイノベーション、地域情報発信・QRコードで新事業
・日本精機 (TYO:7287)ポーランドの新工場でHUD量産、独BMWグループ向け
・ACSL (TYO:6232)米に小型空撮ドローン投入、電力などインフラ点検向け
・山善 (TYO:8051)中計投資枠、3年間で400億円、物流整備・DX推進
・IHI (TYO:7013)NOx排出抑制、アンモニア専焼試験に成功
・三菱電機 (TYO:6503)宇宙で人工衛星アンテナ製造、3Dプリンター活用、太陽光で樹脂硬化
・ミライトHD (TYO:1417)新中計、27年3月期に売上高7200億円、「街づくり」事業強化
・信越ポリマー (TYO:7970)半導体ウエハー容器の生産能力2割増強、糸魚川工場を拡張
☆前場のイベントスケジュール
・特になし <ST>