個別銘柄戦略:ネクステージやオービックなどに注目

Fisco

発行済 2022年07月05日 09:12

前日の米株式市場は独立記念日で休場。
欧州株式市場では英FTSE100や仏CAC40などが上昇した一方、独DAXは軟調。
為替は1ドル=135.80-90円。
全体的に手掛かり材料難ではあるが、WTI原油先物価格が1バレル=110ドル台を回復してきたことで、INPEX (TYO:1605)や石油資源開発 (TYO:1662)、三井物産 (TYO:8031)などに買いが入りそうだ。
材料どころでは、6月既存店売上が前年比でプラスとなったアダストリア (TYO:2685)、Uアローズ (TYO:7606)、すかいHD (TYO:3197)が堅調に推移しよう。
ファーストリテ (TYO:9983)の6月既存店売上は3カ月ぶりに前年比マイナスとなったが、昨年6月に実施されたセールが、今年は開始日が5月に前倒しされた影響が大きく、感謝祭の影響を除くと前年同月を上回る水準だった。

一方で客単価は前年比プラス傾向が続いており、総じてポジティブに捉えられよう。

ほか、第2四半期決算が好調で通期計画も上方修正されたネクステージ (TYO:3186)、5日から2年半ぶりに「夕方パス」の販売を再開するOLC (TYO:4661)、22年3月第1四半期の営業利益が前年同期比15%増になったもようとの観測報道が伝わっているオービック (TYO:4684)
も好感されそうだ。
一方、既存店売上が冴えなかった良品計画 (TYO:7453)、ライトオン (TYO:7445)、22年5月期の通期計画が市場予想を下回ったクスリのアオキ (TYO:3549)は売りが優勢となりそうだ。
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