訂正NY外為市場=ドル指数下落、FOMCを注視

Reuters

発行済 2022年07月26日 05:31

更新済 2022年07月26日 06:54

(見出しの「3日続落」を「下落」に訂正します)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した。リセッション(景気後退)入りしかねない経済状況の中で米連邦準備理事会(FRB)による利上げが注視されている。

FRBは今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げに踏み切るとの見方が広がっている。CMEグループのFEDウォッチによると、FRBが75bpの利上げを決定する確率は約75%、100bpの利上げ確率は25%となっている。

FXストリート・ドット・コムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサニ氏は、誰もが75bp利上げを予想する中で、現時点で何かが変化するとは思えないと指摘。ただ「ドルをロングしている投資家が一部利食いをするのはごく正常な反応だ」とした。

ドル指数は0.244%安の106.420。ユーロ/ドルは0.14%高の1.0224ドル。

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁は、ECBの大幅利上げは先週のみでない可能性があると指摘した。

独IFO経済研究所が25日発表した7月の業況指数は88.6へと予想以上に悪化し2年あまりぶりの低水準となった。

日本円は対ドルで0.44%安の136.65円。ポンド/ドルは0.37%高の1.2047ドル。

英産業連盟(CBI)が25日発表した産業動向調査によると、7月までの3カ月間の英製造業生産の伸びは、1年超ぶりの遅いペースとなった。一方、インフレなどの問題が緩和されている一時的な兆候も示された。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.05%安の2万1687.61ドル。

ドル/円 NY終値 136.66/136.71

始値 136.39

高値 136.78

安値 136.38

ユーロ/ドル NY終値 1.0220/1.0224